まずはこちらからご覧くださいませ♪
第1話…ペットショップになる!編
第2話…トリマーになる!編
第3話…自分のお店を持つ!編
~ペットショップで働く辛さ~
ペットショップなので、生体販売というものがあります。
入社した当初は何も思いませんでしたが、
会社の方針についていけなくなってきました。
少しブラックな話をしますと、
犬が1頭売れれば
生体代金+フード代+グッズ代+保険、保証代+その他諸経費=10万~30万
がたったの1日で動きます。
それに比べトリミング(私の場合)は
(プードル(6千円)×2)+ダックス、チワワなど(2千円~3千円)
=約1万4千円~5千円
がMAXで出来る内容でした。
会社的にはどちらがいいかお分かりですよね?
立ち位置的に販売した方に目が向けられます。
会社では月の売り上げ目標というのがあって
販売員、トリマーと分けられて設定されています。
もちろん目標に向かって頑張ります。
ですがトリマーである私は、
販売員にはどんなに頑張ってもかなわない。
月のトリマーの売上目標なんて犬1頭販売したら逆転。
上司からも
「トリミングじゃ儲からない。だがアフターケアに必要」
と言われた言葉がグサッと来たのを覚えています。
もっと力を抜いて仕事をすれば大丈夫だったのですが、
負けず嫌いの性格が全面に出てきてしまって、
とにかくお店で1番じゃないと嫌でした(笑)
トリマーの立ち位置って何?
私の頑張りって誰か見てる?
トリマーは販売員の影に潜むしかないの?
こんなに頑張って売上出してるのにお店に貢献できない…私必要?
当時はそんなことばかり考えてました。
会社も儲けが出るように「犬を売れ」という指令も出します。
仕方ないです、商売ですもん。
でも1番に慣れない悔しさと、
犬をモノ扱いする悲しさが重なって
私の心は限界に達していました。
~1つの決意~
だんだんと私の心が沈んできて、でもお客様の喜ぶ顔を見ると元気が出て、
でもやはり沈んできて…の繰り返しで、ストレスがかなり溜まっていました。
今となっては本当に申し訳ないですが、
愛犬のあずきともなか(もなかはあずきを迎えた3年後に迎えました)
に八つ当たりしていました。
もなかに関しては吠えが酷かったので手も出てしまいました。
びっくりして尻尾を巻いて逃げたもなかの姿を見て我に返った時には
本当に申し訳なくて、「ごめんね」と抱きしめながら泣いていました。
その事件があってから自分で自分の精神状態が危ないと気づき、
一旦ペット業界を離れることを決意しました。
続く…☆