年明け早々、検査がありました。
私は今までに何が乳がん再発を抑えるのかと、
自分なりに考えながら日常生活の範囲で出来る程度のことだけをして過ごしていますが、
前回10月7日の検査のあとは、
“何も努力せず過ごしたらどうなるかな?”と、思い、
たいして体に良いだろうことはしないで過ごしました。
逆に少し過労気味な期間でしたので、
まともに考えれば検査結果はあまり良くないかもなという予想です。
今月は、最初に乳がんという診断が下った日から、
丸3年が経ちます。
3年前を思い出すと、気分が沈みますね。
あれほど動揺した経験は人生の中でありませんでした。
哀しいというよりも、動揺の部分が大きいショックでした。
今では、部分切除手術から1年半後に数ミリのリンパ節の腫れが見つかり、
経過観察中ということでわずかに成長し続けている小さな粒を体に抱えていますが、
(見つかった直後の細胞診では、癌細胞はナシの結果)
“この小さな粒が、近いうちに癌細胞と診断される日がくるのかもねェ”と、
もう覚悟をしているというか、
いい加減癌を受け入れて生きているというか、
ずいぶん慣れた感じになってきています。
人間の慣れって怖いです。
病院へ行かなくてはいけないのに、
またまた2度寝で寝坊してしまった。12時23分!
予約票が見当たらないので、
病院へ電話して検査と診察の時間を訊く。
「患者さん、急がれた方がいいです!エコー(超音波)検査が12時半の予約です!」
「え!!!!!12時半ですか!?わかりました!急いで向かいます!」
12時28分、家を出る。
「ママすごいね。もう出かけられるの!?」と、娘ひーちゃん。
「うん(^^)/ 早いでしょ~支度。でも間に合わないからタクシーで行かなくちゃ。タクシーでも15分かかるから完全遅刻だけど(・・;)」と私。
バタバタと家を出たはいいが、ちょうどお昼どきの住宅街。
タクシーが走っているわけがない。
仕方ないので大通りまで走って行ったが、
やはりタクシーは進行方向にも反対車線にも姿なし。
あきらめて、全速力で走り出す。
病院までの残りの距離、あと車でも5分かかる。
いや全速で走ればきっと私も5分で着く。
よし!
頑張ろう(^_^;)
結果、病院へ着いた時にはメチャクチャの汗だく・・・。
検査時間には18分遅刻。
まずは採血。
「すみません、今走って来たので汗びっしょりですm(__)m」
採られた血の色が黒っぽい。
「血の色って、体調や病気によって色が変わるのですか?」と訊ねた。
「色は酸素の量で変わるのですよ。走ったから酸素が少ないのかもね(*^_^*)」
なるほど。
次はエコー。
今日の担当エコー技師の人は今までに何度か見て頂いている人だった。
「今年もどうぞお願いしますm(__)m」
検査が始まり、私もモニターをじっと見る。
新たに他のところに怪しい塊が見つかったら嫌だな…と思いながら。
いつもの胸の横の小さな粒のあるところで技師の人の手が止まる。
カチカチカチとマウスをクリックしながら、
サイズを測っている。
そして終了!
おわ~。まだ一個しか無かったみたいだじゃん(*^_^*)!
(本来なら一個あるだけでもマズいが嬉しい)
次は外科での診察。
…が、
採血の癌腫瘍マーカーの検査結果が出るまでにはいつも時間がかかるので、
それが終わらないといくら外科外来のロビーで待っていても私の名前は呼ばれない。
まだ検査したばかりだから、
少し寄り道しても大丈夫だね。
よし1階のドトールでおやつ食べましょう。
でもドトールは予想外に激混み。
少し列に並んで待ってみたが、
なかなか順番にならなさそうなのでドトールはあきらめる。
隣りのローソンでサンドイッチと紅茶を購入。
14時少し前になり、外科受付へ。
「検査終わりましたので、来ました(#^.^#)」と伝える。
それからわりに早く呼ばれた。
「Q ちゃん、8番診察室へお入り下さい。」
以下、いつもと同様、
先=先生、Q=私のやりとり。
Q:失礼しまーす。こんにちは~♪
先:こんにちは。
(先生は採血結果をプリントアウトしている)
Q:あ、今年もどうぞ宜しくお願いしますm(__)m
先:ああ、こちらこそ今年もまた宜しくお願いします( ^ω^ )
(採血結果の用紙を渡される)
(先生はエコーの結果をPC上に開き始める)
先:で、変わりないですか?
Q:あ、特に何もなかったです。今日、病院へ来るの遅くなっちゃいまして全速力で走って来たんです。
先:あはは、そうなんだ。そのせいかな?白血球数が高いとこだけ気になったんだけどね。
(血液検査の紙の『白血球数』の欄を指す)
Q:白血球数、上がったのですか?
先:そう、でも重要なとこはここだけど腫瘍マーカーは大丈夫だね。
(血液検査の紙の『CEA、CA15-3』の欄を指す)
Q:はい。でも白血球数上がって良かったです。最近ずっと、熱が出たりしても白血球数が少なかったので、私の体は(菌を)やっつける気がないのかと思っちゃってましたから。
先:そうか。うん。前回と同じだね。これは(リンパ節の腫れは)変わってないね。
(エコーの結果を読みながら)
Q:そうですか。大きさどれくらいになりましたか?
先:7ミリ。
Q:7ミリですか。あとは何×何ですか?
先:うんとね、7×・・・4×6。変わってないでしょ。ほぼ大きくなってないね。
Q:え?でも先生。一番最初からすると、もう体積は倍とかじゃありません???
先:んん? 一番最初っていくつだったっけ。
Q:確か2~3mmとか4×5×6とかだったと思うのですが?
先:ええと。
(先生、過去の検査結果の画面を次々開く)
先:あ~、でも技師の人によって測り方も多少違うしね。1ミリとかは違ったりするから。仮に大きくなっていったとしてもただ腫れているだけの場合もあるし、乳腺腫とかの場合もあるよ。
Q:それならいいですけど。
先:あんまり気にしなくていいよ。境界もくっきりしてるし悪いものじゃないと思うから。
(最新のエコー画像の楕円形状の黒いものを見せてくれながら説明or私をフォロー)
Q:そうですか~。もし次回の検査で1ミリでもまた大きさが大きくなっていたらもう一度針生検して頂いた方がいいような気がしているのですが。
先:そうだね、そろそろ。じゃあ次に大きくなっていたら細胞診やっておこうか。
Q:はい、それでお願いします!でもまだまだ(塊が)小さいから前回(の細胞診)の時と同じような感じですが、大丈夫ですか?
(前回の針生検の時は、塊が本当に小さくで採取出来たサンプルもとても少なかった)
先:うん大丈夫だよ、よし次は細胞診。
(先生、カルテに書き込む)
Q:先生、そういえば今年引いたおみくじが全部私最悪だったんですよ。
先:ははは、そうなの!?
Q:はい。3か所で引いて全部同じ事書いてあったんです。“病気は重くなる・治らない・別のところに新たな病気が見つかるかも”って。
先:そう、でも気にしなくていいよ~。
Q:いや、だから、今年は何かありそうだなと覚悟しましたから大丈夫です(笑)
先:でも、画像見る限りでは悪いものではなさそうだし、今のところ余計な心配しなくでいいでしょう。
Q:はい、ですけれど、今年また取る(手術する)ような事になったら先生宜しくお願いしますネ。
先:うん、もしそうなったらね。では。次は…。いつも3か月おきだから…。
Q:4月ですね。
先:では、4月7日。
Q:はい、大丈夫です。お願いします。
先:その日エコーどうする?
Q:(え!?いきなり細胞診に持ち込むって事もアリ!?いやいや) エコーお願いします!
先:じゃ、エコーも一応(予約)入れておきますね。よし。
Q:どうもありがとうございました。では、また宜しくお願いしますm(__)m
先:はい、お大事に(^O^)
ちなみに、後から過去の検査の時のリンパ節の腫れの大きさのメモを見返したら、
1回目:2012年12月03日:6×2×3(単位はmm) 体積36mm³
2回目:2013年02月17日:6×3×5(単位はmm) 体積90mm³
3回目:2013年06月03日:6×4×5(単位はmm) 体積120mm³
4回目:2013年10月07日:6×4×6(単位はmm) 体積144mm³
5回目:2014年01月07日:7×4×6(単位はmm) 体積168mm³
と、私にはやはり確実に成長しているように見えた。
体積は倍どころじゃなくて、既に4倍じゃん。
きっと先生もこれに勿論気付いている。
でも、1回目の検査の時の細胞診での検査をした際に、
採取した細胞からは“癌細胞”は一つもなかった、という結果が出ているので、
先生も私もその結果を参考にしている。
それと、乳がん部分切除手術した際に、
沢山腫れていた脇の下のリンパ節のうち特に腫れが大きいものを数か所採取した際には、どれからも癌転移は認められなかったという結果も。
なので、この先吉と出るか凶と出るか。
今はわからないが、
とりあえずまたしばらくは経過観察中…(^o^)丿