先日、若き偉大なるピアニストぴあさんが横浜に遊びに来て、
またもやモグモグと美味しくハンバーグを食べてしまった私ですが、
去年病気が発覚してからぐうたら生活に拍車がかかり、
さらに手術のせいでむくみもひどくなり、
体重は人生MAXを依然として保ち続けています。
 
なのでこの記事、
すぐに目に止まってφ(゚Д゚ )フムフム…と読んだわけですが。
 
 
私は小さい頃、
7つ年上のイトコのお兄ちゃんとよく食卓を共にしていました。
私の一族は近所にみ〜んな住んでいたので、
毎日の夕飯は本家に集まってワイワイと大勢で食べていました。
昼間から遊びに行っていれば昼ご飯も勿論おばあちゃんちで食べます。
(おかげで、私は小さい頃の母の手料理というものの記憶が全くありません。
自分の家で食べた記憶があるのはトーストとてんやものと外食だけです。)
 
当時、そのメンツの中で私は一番年下でした。
食べる量も少なくてよく残すし、食べる速さもとても遅い。
 
食べきれなくなると、
だいたいはそのイトコのお兄ちゃんにあげて食べて貰っていました。
イトコは野球少年だったし、育ち盛りだったし、
何人前でもペロっと食べちゃうくらい食欲旺盛でしたので。
 
ある日、私が平和に昼食のハムエッグを食べていると、
先にさっさと自分の分を食べ終えたイトコが
「おっ要らないの?そんじゃいただきっ!」
と、私のお皿のハムに箸を伸ばしてきました。
 
でも私はハムが大好きだったので、
食べきれなかったわけではなく、
最後に食べようと大事に大事にとっておいたのです。
 
私は瞬時に椅子の上に立ち上がり、
ハムを箸で押さえながらイトコを左手で遮り、
「ダメーーーーーーー!!!!!!!これQちゃんのなのーーーヽ(`Д´)ノ!!!!!!!」
と、ハムを必死で守りました。
ダメダメダメダメ取っちゃダメ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
 
これは今でも我が一族の伝説となって語り継がれてしまっています。
「椅子の上に乗ってまで、上からしっかりハム押さえていたもんなーアイツすげーよなー(^0^))」
「それまで大人しく食べてたのに、よっぽどだったんだろうね〜。」
「どうせ食べきれなかったんだから、さっさとあげちゃえばいいのにさ〜。」
。゚(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ !!は・・・・・・・と。
 
そしてこのハム事件以来、
防衛本能なのか、ライバル心の芽生えなのか、
何故か私は自分の食事の取り分をとても気にするようになりました。
あっちの方がハムが何枚多いだとか、
イチゴが一人何個ずつだとか、
コップのジュースが少し私の方が少ないとか云々です。
 
特に大皿料理を何人かで取り分けて食べる…なんていう時にも、
誰がどれくらい食べたかとかとても気になってしまいました。
 
大人になるにつれ、
ややその量に対する心配は徐々にしなくなりました。
バブルの到来で、“食べたい物が食べたい時にいくらでも食べられる”という感覚が持てたせいなのかも知れません。
 
ところが…今また。
ニョロちゃんと食事している私は、
一つのお皿を一緒に箸で突っついている時など、
ヒヤヒヤして落ち着いて食べていられません。
 
何故かって不運なことに食べるのが早いのですニョロちゃんは。
どんどんとパクパク先に食べてしまうのですから、
私にとってはイトコと食卓を共にしていた時の再来です。
 
肉野菜炒めの中のピーマンを、
先に殆ど食べられてしまった時は本気で悲しかった(T_T)
泣きました_| ̄|○
 
よって、我が家では食事の配分は明確にすることに。
「ハムは一人○枚までね。」とか、
「ピーマンは一人○切れずつです!」や、
鍋の中の鳥団子は「何個まで食べてよしです。」など最初に伝えます。
分けられるものは個々のお皿に最初に全部平等に私が分けます。
じゃないと心配で心配でオチオチとゆっくり食べていられないのです。
冗談じゃあないです。ホントなんですよ。
 
故に、
私は料理がどんなお皿に乗っていようと、
どんなテーブルクロスがかけられていようと、
中身の量の把握は狂わないような気がします。
 
つまり、お皿の色や大きさで、
私のよそる量や食べる量が自然に少なくなるなんて、
絶対ないです〜。
 
 
でも普通の方には視覚的な効果ってありそうですね、きっと。
とてもうなずける気がします。
 
うんうん。