右乳がん部分切除と腋窩リンパ節郭清手術が終わった。
右の脇の下のさらに下に管が一本入っていて、体の中に染み出ている体液や血液を排出している。
術後６時間後にはもう食べ物が食べられるようになったからということで点滴は終了。
ただ点滴針を外して貰えたのは何故か翌日。
病室は個室が良かったけれど、
個室の差額がもったいないんじゃない？…というニョロちゃんの言葉で、
仕方なく大部屋でいいですということにした。
けれど結局前半４日間はナースステーションに近い重症患者用個室でした。
手術直後、４日前からむくんでパンパンに腫れていた右足のむくみが解消！
そのかわり体の右わきから右上腕にかけて血流が悪くなり
むくみとしびれで全然右腕は動かず。。。
以下入院中の記録。
５月１８日水曜日
０４：３０
採血。
０５：３０
検温・血圧/脈拍測定。管から出た液体を採取。
０６：００
おなか空いたな～。朝ご飯まだかな～。
０７：３０
回診。病棟担当ドクター４名。
何を言われたか覚えていない。おそらく痛みどうですか？みたいな事だったと思う。
おなか空いたな～。
０８：１５
朝ご飯。
なんかさ、遅くない？
病院の朝ご飯ってもっと早くなかったっけ？？？
１２：００
昼ご飯。
朝は遅めだったけれど、昼食はちゃんと１２時。
１２：３０
仕事へ向かう前にニョロちゃん来てくれた（*^_^*）
ニョロちゃんも大変。
私がやり残した仕事での送るモノを頼んだ。
１５：００
リハビリの時間。
痛くて痛くて全然右腕なんて動かせないのに、
なんとか30度くらい腕持ち上げ×１０回を縦横１セットずつ。
不思議なことにリハビリが終わったら体がずっと動かせるようになった♪
すっご～い！
腕のリハビリしただけなのに、何故かすいすいと歩けるようになった！
そこへ友人のたまちゃｎとでんちゃんがやって来た。
でんちゃんは高校以来の親友、たまちゃんは某通信会社の時の同僚。現在はみんなグリ友。
(私は１０年くらい前にＯＬになりたくなって、数年間派遣の仕事をしてみました。)
点滴もなくなったし前日とうって変わって元気になった私。
でんちゃんビックリ。
でんちゃんはさりげなく花を生けていってくれ、
たまちゃんはアフタヌーンティのクッキーを差し入れ。
感謝～！
ちょっと元気になったものだから、ついつい大地震の時の話などがはずんでしまい、
看護士さんから『お隣の患者さんがうるさいって言ってるから静かにしてくださいね。』と注意を受ける。
１７：００頃
友達が帰り、ヒマになったのでエレベーターホールの方までお散歩。
…と、そこで、
「あ、Ｑちゃん！！！」と、点滴をガラガラひきずった人が私を呼んだ。
わお～知り合いのキヨちゃんだ。
なんでこんなところに！？
なんでもキヨちゃんは胆のう炎で２週間も前から入院しているとのこと。
部屋は同じフロアで、私が７１１号室でキヨちゃんは７０３号室。
すご～い！
なんだか嬉しい。
お互い重症患者なのでそんなに行き来はできないけれど、
これでちょっとは楽しく過ごせそうな感じになってきた♪
１７：３０
両親が梅干しや飲み物などを持ってきた。
夕方の回診。月曜日～土曜日は朝と夕方に回診、日曜日は朝のみ回診あり。
２０：００
夜ご飯。
やっぱり遅いよ。
夕食後はニョロちゃんが持ってきてくれたＤＶＤプレーヤーで“のだめ”を見たりモーツァルト聴いたり。
夜中にニョロちゃんに頼んだ荷物を発送してくれなかったことが判明。
メールで不機嫌。
５月１９日木曜日
まだまだこの３日目あたりまでは、何もない時は横になってすーすーと寝ていた。
でもやはり２時間おきに目が覚める。
起きるたびに汗で全身ぐっしょり。
枕も布団もびっしょびしょ。
でも体はすっきり。
なんでこんなに汗かくんだろ？？？
昨日の朝から飲んでいた鎮痛剤と胃薬、
口内炎と鼻血と胃痛がひどいうえに、
飲んでも飲まなくても傷の痛みが変わらないので朝食後を最後に勝手に止めた。
７０３号室のキヨちゃんはこの日１０：３０から手術に入るということで、
ワンピースのＤＶＤをまとめて貸してくれた。
お昼ご飯前には病院１階のコンビニ：ローソンでエクレアおやつ等を入手。
午後のリハビリが結構楽しい。
やればやるほど体が動くようになった。
昨日は３０度までしか上がらなかった腕が今日は９０度くらいまで上げられるようになった。
リハビリってすごいなあ。
栄養士さんが来週の献立を配りに来た。
メニューには２種類から選べるので、来週は朝食がパン食の方をお願いした。
だって、ご飯の方を選ぶとお粥が出てきちゃうから。
午後３時頃父と妹が着替えやらを持って遊びに来た。
会話している時、同じ病棟のどこかから悲鳴が何度も聞こえた。
どうしたのかな？なんだろー。
体温は手術後ずっと３６度８分。
毎回測るたびに同じ体温なので看護士さんが感心している。
「ず～っと３６度８分ですね～！」
嬉しそうだ。
血圧は１１５－５８から８８－４８の間をウロウロ。
夕方の回診の時に手術後は便秘です…と告げると、
「傷口以外は元気になったから、もう腕を振らずに走ったっていいんですよ。
何したっていいから動いてみて。」とのこと。
いや～・・・そう言われてもね、まだとてもじゃないけれど走ったりできませんわ(・∀・);
散歩はどんどんして良いらしい。
一応下剤処方してくれるみたいだけど…。
なので(？)夜、病室のシャワー室でこっそり勝手に傷以外の部分をシャワーで流し頭も洗った。
汗かきまくりの日々だったので相当爽快♪♪♪
う～ん、すっきり～(*^。^*)ｖ
そして、夜中。
またまた昼間と同じ悲鳴が聞こえた。
「ひゃああああああああああああああーーーーーーーーー！！！！！！！！！」
「ひゃああああああああああああああーーーーーーーーー！！！！！！！！！」
真夜中の病院でおたけび。。。
これほど怖い夜はなかった。
背中が凍りつきそう。
なんなの、あれ！？
以前見た、葉山陽一郎監督の治験を描いた映画が思い浮かんだ。
新薬を飲んだ被験者が夜中に病院で発狂する数々のシーン。
うえ～～～ん怖いよ～(ToT)
５月２０日金曜日
朝５：００の検温で体温が３６度４分になった。
汗だくで寝ていたので６：３０頃またまたシャワー。
朝の回診時に「今日明日中に退院してもいいけど、今日退院しますか？」と言われる。
まだ脇には管が入っている。
それが抜けるのは手術から１～２週間後らしい。
このまま退院すると、自分で管の先に溜まった液体を量を測ったり捨てたりするらしい。
まだ不安だから今日考えてみます、と答える。
看護士さんが下剤を持ってやってきた。
でももう必要なくなっていたので飲まない。
朝食に毎回出てくる牛乳を今朝初めて飲んだら見事クリア！
９：４６、結構大きな地震があった。
２日前にもあったようだが、爆睡していて気が付かなかった。
その後ワンピースを見てひたすら泣いていたら・・・(T_T)
１０：３０の検温で３７度２分に。
氷枕持ってきましょうかと言われたが断っておいた。
看護士さんに昨日からの悲鳴について訊ねると、
認知症の患者さんが騒いでいるとのこと。なるほど、それはあり得るね。
そして昼寝。
そして散歩を兼ねて無断で外出。
病院から徒歩５分くらいのところのショッピングセンターへ。
久々の下界ヽ(^。^)ノ！！！
着替えを何枚か購入♪♪♪
そのあと、お昼ご飯では右手にお箸を持って初めて動かせるようになった。
でもまだ食べ物を持ち上げることは出来ない。
熱が３６度台に戻る。
午後のリハビリの時間は楽しい。
リハビリするとどんどん体が回復する。
父が洗濯物を取りに来た。
入れ替わりでニョロちゃんやってくる。
再び無断で外出～。
隣のショッピングモールに入っているファミレスへ。
ニョロちゃんにつられて入院後初喫煙(^_^;)
でも味が良くわからなかった。
夜面会時間が終わってから身内のＰちゃん来院。
ニョロちゃんと一緒に帰っていった。
【最初の４日間を過ごした部屋】