5月17日火曜日
9:30
病院5階の【日帰り治療センター】の受付へ行き、
手術の同意書等手続きを済ませて、手術着に着替える。
10:00
待機診察台のようなところで呼ばれるのを待つ。
弾性ストッキングというとてもキツイ靴下を履くように言われる。すごくキツイ。
手術予約は10時だけど、前の人の手術が押してるようでまだまだみたい。
母親とニョロちゃんと何か喋って待っていたと思うけど何を話していたのか全然覚えていない。
11:00
名前を呼ばれ手術室へ向かう。
扉を抜けると帽子をかぶるよう言われ、給食係のような帽子をすっぽりかぶる。
私の手術を担当するチームメンバーが紹介される。
チームだ!チームだ!医療ドラマみたいだ~♪
でも執刀医であるO先生はここにはいない。
きっと連続で手術をするので、患者の準備が出来るまでどこかで休んでいるのだろう。
もう一つ扉を抜けて広い廊下へ出る。
手術チームの医師ら達と廊下を徒歩で進む。
いくつもいくつも手術室の扉が並んでいる。
ステンレスの分厚い扉は大型冷蔵庫みたいで
まるでスーパーの食品売り場のバックヤードのような雰囲気。
「厨房みたいですね、すごい。」「ははは、そうかもしれませんね。」若い男の医師が歩きながら答えた。
手術室8という部屋へ入り、手術台へ。
みんなで分担してどんどん私に沢山の吸盤がつけられていく。
モニター心電図のピッ・・・ピッ・・・という音が始まる。
頭上の大きな手術用のライトはまだ点かないな。
まだ始まらないんだな。
そこへ「麻酔科のF田です。」と、しっかりした女の麻酔科の先生。
「麻酔していきまーす。」まずは何かの注射が2本。
左腕にすう~っと冷たいものが広がる。
「アレルギーあるみたいですけど、魚卵は大丈夫?」「すごく疲れている時にはじんましんが出ます。」
「じゃあ貝類は?」「ええと。貝類は・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(-_-)zzz
14:20頃
「Qちゃーん、Qちゃーん、終わりましたよー、Qちゃーん」
手術が終わったみたいで私が起こされている。
しかし無理っ眠い・・・(-"-)zzz
呼ばれたこと以外何も覚えていない。
何かの時に時計を見たら時計の針が14:24を指していたと思う。
次に気がついたのはいつの間にか病室。
あーーーーー痛いぞ、なんだか。
動けない。
左腕には点滴が繋がっている。
右脇から管が一本出ている。
体中全部痛い。痛すぎるっ。
どこも動かせない!
横になってうつろな状態でいる時誰かが病室のドアをそおっと開けた。
そして、そおっと閉めた。
ん?
でんちゃん?
15:00
看護師さんが来て「はーい、じゃあ歩いてみましょうね~。」ときた。
いきなりリハビリ。
なんとか歩けた、奇跡だ。
また横になってうんうんとうなっていると、
ニョロちゃんと母親がそのあと来た。
手術で切除したがんの塊をニョロちゃん達に見せに来ていた。
手術中に器官まで管がささっていたので喉も痛い。
咳が出る、けど咳をすると体に響いてメチャ痛い。
看護士さんがイソジンを持ってきてくれてうがい。
16:00
おなかが空いた。動けない。痛い。
「今何時?」
「4時。」とニョロちゃん。
「おなか空いたよー。まだ何か食べちゃダメなのかな(`´)?」
「まだダメだよ。」
「ねえ!今何時!?」
「4時15分」とニョロちゃん。
「まだ15分しか経ってないのーーー!!!」
何が食べたいのか親に聞かれ“牛丼とかぁ…”と答えたら
父は牛丼(?)を買いにどこかへ向かってしまった。
私は吉野屋の牛丼を想像して言ったけど、
間違っても吉野屋の牛丼を買ってきてくれることはないだろな。
たしか多分このあと2~3分起きに「今何時?何分たった?」と聞いていたと思う。
おそらくニョロちゃんはとても大変だったと思う。
そうだ、そんな大変な最中に高校以来の友人でんちゃんがお見舞いに来てくれた。
結構大変そうな私の姿を見て「明日たまちゃんとまた来るね~!」と、
一瞬で帰ってしまった。
17:00
「Qちゃーん、もう何か食べていいですよ~!」
看護士さんの声が神に聞こえた。
早速病院の1階に入っているドトールコーヒー店で生ハムとレタスの『ミラノサンドA』を買ってきて貰う。
ニョロちゃんに。
幸せだった~\(^o^)/
ウマいっ♪♪♪♪♪
本当はケンタッキーのチキンフィレサンドが第一希望だったけどね。
・・・ちらっと胸の傷を見てみる。
わ~っ。
なーんだ思ったよりキレイ♪
これ全然だいじょぶじゃん。
あーーーーーーーーーーーー。
良かった。。。
19:00(多分)
病院の夕食。
勿論ちゃんと食べた。
は~~~~っ。やっと一安心。
父も小田急百貨店で“牛めし弁当”や“ゼリー”を購入して戻ってきた。
「あとでお腹が空いたら食べておくよヽ(^o^)丿」と快く受け取る。
20:00(多分)
寝たり食べたり痛いな~を繰り返しているうちにいつの間にかみんなは帰ってしまった。
私は自分のことで一杯一杯だったから、
周りの人の事を気遣っている余裕はこれっぽっちもなかったけれど、
きっとみんなこの日一日は長~い一日で疲れただろうね。
ニョロちゃん、パパママお疲れ様。
ありがと!
その後
手術後1時間おきくらいに看護士さんが検温だの血圧だの管から排出される液体の量だのをチェックしにくる。
ここは重症患者病棟。
あちこちからナースコールのブザーや点滴完了ブザーが一晩中ピーピーと鳴り響く。
鎮痛剤のような注射を2本追加されたけれど、
痛いしうるさいし忙しいしで、結局朝まで良く眠れなかった。
2時間おきには目が覚めてしまう。
23時頃だったかな?牛めし弁当を美味しくいただいた(*^^)v