最初に病院の門をたたき、乳がんだとわかってからもう1か月。
初日の痛~い生検では、検査のあと針をさした内部が炎症を起こしたのか腫れが大きくなった。
乳がんのしこりが4倍くらいになったような気さえした。
正確に言うとがんのうしろにもう一つ別の特大のかたまりが現れたカンジ。
後で病院で先生に確認すると、やはりそれは検査のせいで、
「乳がんは半年か一年かけて倍になるから、そんなに早くは大きくならないよ。」とのこと。
そして2/17、CT。
多臓器に転移がないかの検査。
造影剤投与の同意書を提出し、造影剤を投与するための点滴用の針を右腕にスタンバイ。
そして検査前にバリウムかな?
大きな紙コップ1杯の透明な少しとろみのついたモノをごくごくと飲む。
味はなし。
検査が始まり何分かした時、看護婦さんがヨード剤の入った注射器を持ってきた。
「これから造影剤入れますよ~。すぐに体がかあ~っと熱くなりますよ~。」と、
言われたそばから、
喉!→頭!→胸!→おなか!→股間!の順番でものすごいスピードで熱くなった。
まるでアルコール度数のめっちゃくちゃ高いお酒を一気飲みしたみたいですヨ。
このヨード剤の威力ったらホントすごい。
それからというもの数日の間体が火照りっぱなし。
ずーーーーっと酔っ払い状態。
あちこちブツブツ出来てかゆくなるしさんざん。
すんごく調子悪くてとにかくひたすら冬眠状態でした。
そしてこの頃から…体の調子が悪いこともあったと思うんだけど…
色々な人から何か聞かれたりすることがだんだん面倒くさくなってきた。
何を言われてもイライラする。
何か聞かれてもイライラする。
何を見ても何をしていても落ち着かない。
とにかくどうしようもなく苛立つ。
転移に対する恐怖心もあったと思う。
転移が見つかった際の抗がん剤治療に対する嫌悪感が最大に達していた。
とにかく薬は苦手なのよー(ToT)/~~~
2/23、MRI。朝7時15分病院。早ーい。
前日に念入りにデトックスのためのトレーニングを2時間ほどした。
胸部の詳しい検査。
やはり造影剤(CTのヨード剤とは違いわりと副作用は軽い。)を投与。
検査前に採血室で点滴針を装着。
アルコール綿(注射のあと貼る四角い脱脂綿のこと)でかぶれたりしないですか~?と訊かれたので、
この間赤く腫れて湿疹できてかゆくて大変でしたと報告。
検査依頼書に赤いボールペンで大きく『アル綿禁』と書かれる。
MRI検査は、CTの倍くらいの時間がかかり約30分。
変な容器の上にうつぶせになったまま動けないので少々しんどい。
顔が痛くなっちゃう(^_^;)
おまけに機械の音がうるさいことうるさいこと。
MRIってこんなに大変だったかなぁ?と、去年脳MRI撮った時のことを考えていた。
2つの検査が終了、体の調子はすこぶる悪い。
尿は変な苦い匂いが未だにするし、
全身だるいし、
くたくたである。
このまま検査が続いたら、それだけで全身が侵されそう。
相変わらず周りからの心配や気遣いや忠告にイライラする。
日課であるゲームをやっていても気が散って仕方ない。
ニョロちゃんや親には結構ひどい勝手なワガママを言った。
しかし2月26日。
ドキドキしながら受けた診察。
出ました検査結果!
ぱんぱかぱ~ん!!!
やりました~!転移はなかったです!
一応5年生存率90%以上の枠の中へ入れました。
えーん、良かったよ~。
ワーイ!良かったよ~。
心配してくれたみんな~、もう大丈夫だよ~!
病気が治ったくらいの喜び。
予定通りセカンドオピニオンのための紹介状も書いてもらえました。
この日、自分へのお祝いのために三ツ矢サイダーを続けて2本飲みました。
(健康回復のためにこの一ヶ月間炭酸飲料は我慢していたので。)
身内もずいぶんほっとしたようです。
でも、本題はこれからですなー。
具体的な治療方針を決めていかなくちゃいけないし。
ワハハ…。
※ニョロちゃんを始め、心配してく励まして下さっている皆さんいつもありがとう。
これでかなり安心してくださいm(__)m
私元気です。