三陸乗りつぶしの旅 20 (大船渡線BRT②) | Qの乗りつぶしニッポン

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日本国内のJR、私鉄の乗りつぶしを中心にぷらっと旅に出かけています。ここ数年は鉄路のない自治体へ路線バス等を利用して市区町村の塗りつぶしする機会が増えてきております。

<大船渡線BRT>

【気仙沼~盛】

 

岩手県陸前高田市に入る。

 

陸前高田市気仙町湊地区辺り。三陸道の高架橋の橋脚が建てられていた。

 

国道上には津波による浸水区間の表示がある。写真中央の川は気仙川。気仙川には国道45号線の気仙大橋が架けられていたのだが、津波により流失。この当時は仮設の橋が架けられていた、左の建物は震災遺構の旧陸前高田市立気仙中学校。気仙中学校自体は市内の市立第一中学校と統合し、市立高田第一中学校となった。

 

中学校の建物が津波による被害を残している。その後ろに見えるのは市街地の嵩上のための土砂を運ぶ巨大ベルトコンベア。陸前高田市西側(写真左手)にある愛宕山を削り、そこに新たな街を作ることも兼ねている。

 

BRTの回送車両。どこへ行くのか?

 

バスは気仙川に架かる仮設の気仙大橋を渡る。右手にちょこっと写るのは以前の橋脚。

 

新しい気仙大橋は2018年12月に完成し、この当時渡っていた仮設橋は新設後撤去されている。

 

震災から3年経った当時でもまだこのような状況。この写真の反対側に“奇跡の一本松”がある。

 

愛宕山から土砂を運ぶベルトコンベア。ここから更に市内各地へと分配される。

 

国道340号線へと入る。この国道は陸前高田市から八戸市までを北上高地を縦貫する内陸道。

 

建物や人の気配がない歩道の点字ブロックが寂しく見える。

 

以前JRの陸前高田駅があったと思われる辺りが変わりすぎていて目印もなくわかりづらい。

 

気仙沼行のBRT。車体に宮城県の「むすび丸」と大船渡市の「おおふなトン」のゆるキャラがデザインされている。因みに、“ゆるキャラ”は漫画家のみうらじゅんが考案した名称。

 

バスは高台に上り、仮設の陸前高田市役所へと向かう。

 

仮設のためプレハブ造りの市役所。2021年4月、ここから南東へ1kmほどの嵩上した地域(下和野地区、旧高田小学校跡地)に市役所新庁舎が完成した。

 

市役所の駐車場の脇に観光協会の案内所。

 

その観光案内所の横に陸前高田バス停が移設された。現在の陸前高田バス停は2018年4月に以前の陸前高田駅があった場所へ移設された。

 

<つづく>