<九州新幹線 さくら560号>
【鹿児島中央~熊本】
鹿児島中央駅から九州新幹線に乗って移動。
13:43発の【さくら560号】に乗って、一旦熊本へ。
駅名票。隣の駅は“せんだい”だが、勿論東北の大都市「仙台」ではなく、鹿児島県の中堅都市「川内」である。
山陽・九州新幹線用のN700系。
東海道新幹線を走るN700系と違い、指定席は2列+2列(自由席は2列+3列)。
ふかふかのシートで座り心地が良い。
指定席は窓側席にコンセントが用意されている。ひじ掛けの一部を加工したドリンクホルダーはJR西日本の車両の特徴でもあるように思う。
ドリンクホルダーの使用例。
背面テーブルは木目調で広い。結構使い勝手の良い車両だと思う。
鹿児島中央駅を出発。出発してすぐは鹿児島中央駅の開業当初の駅名の由来となる武(たけ)地区を走るが、その数秒後には駅西側の台地を刳り貫いたトンネルに入り、そこから丘陵地帯のトンネルが繰り返されるため、景色はほぼ楽しめない。右の山の上には地元の遊戯施設運営会社が建てた長島美術館があり、その運営会社である長島商事は野球場や陸上競技場などがある与次郎ヶ浜(よじろうがはま)地区に遊園地、ボーリング場、熱帯植物園など県下最大級の娯楽施設「国際ジャングルパーク」を運営していたが、それらはすべて取り壊され、現在は土地を貸し出す形で大和リースが運営するシネマコンプレックスを含めた複合商業施設「フレスポジャングルパーク」へと生まれ変わった。
川内駅を過ぎた辺り。中央に小さく見えるのは王子製紙系列の中越パルプ工業川内工場の煙突。
九州新幹線はトンネルが多いこともあり、沿線で海が見える箇所は非常に少なく、出水(いずみ)と新水俣(しんみなまた)の間のほんのちょっとの時間しか見られない。八代海(やつしろかい)越しに見えるのは長島。その奥に薄っすらと見えるのは天草諸島の1つ、下島(しもしま)。八代海は別名不知火海(しらぬいかい)とも呼ばれる。
新八代駅を過ぎ、宇土(うと)半島の山並みが見えてきた。
少し霞んでいるのでよく目を凝らさないと見えないのだが・・・
宇土半島越しに雲仙普賢岳が見える。
<つづく>