。 面白いのは,これらのキャラクターが2体同時に画面右下に表示されることもあること。具体的な例を挙げると,フランスのナポレオンとの交渉中に,プレイヤーのギリシャ文明の軍事アドバイザーが相手を押しのけるように登場し,「早く攻めてしまいましょう」とプレイヤーを刺激する。ナポレオンは,その後ろでふて腐れていたり,プレイヤーの外交選択に満足して,片手を懐に入れたお馴染みのポーズで感謝したり……というような具合である。 Sid Meier's Civilization Revolutionのデモをしていただいた,Barry Caudill(バリー?コーディル)氏。Civシリーズに関しては相当の情熱を持っていることが,今回のデモでひしひしと感じられた。Civのオリジナル作品は,Amigaなどに移植されていたこともあるが,Firaxisの威光が伝わらないコンソール市場では,Civ Revolutionがどのように受けとめられるのだろうか? ちなみにCiv Revolutionでは,それほど多くのユニットや都市を作成しないらしく,序盤はほぼ一つの歩兵集団に掛かりっきりになるようなゲーム内容に仕上がっているようだ。戦闘を繰り返すうちに,ユニットがベテランからエリートへと進化していったのだが,エリートになった時点で何故か“Ninja Legion”と表示され,高速で移動可能なスカウト向きのユニットに成長していた点は興味深い。今回は確認できなかったが,DQ10 RMT,簡略化されたテクノロジーツリーのようなもので,あらかじめユニットにある程度の特性/方向性を与えられるようになっているのかもしれない。 さて,ゲームシステム全体を俯瞰的に見てみると,本作はかなりの部分で簡素化されている雰囲気。ギリシャ文明を使っていたデモプレイでは,開始時に農夫と木こりのユニット2組が作業にあたっていたのが,以後それらの数を増やした形跡はなく,エリート兵とカタパルトの2ユニットを使ってエジプトを攻撃するところまで,ほとんど探索と戦闘のみに要素が絞り込まれていた様子であった。 エリート兵は,3体で1ユニットとして機能している従来に近い表示方法で,DQ10 RMT,これまでのシリーズと同様に,兵士の数の減少がヘルス値の減少を意味する役目を担っている模様。見せてもらったデモプレイでは,救援のガレー船でユニットを治癒してもらうなどといった,サポート的な要素も確認できた。 Civ Revolutionのゲーム目標には,Domination(征服)のほかに,Space
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