担当24歳。
彼はその後地元に帰り、昼職につきました。



あたしは就職活動をしながら、夜の歌舞伎町で働くようになった。
「歌舞伎町と水商売」をテーマに、本気で卒論を書きはじめた。



担当のいない歌舞伎町はとても寂しかった。

あたしは酔ったついでによく担当に電話した。
もう夜の人間じゃないのに、すごい迷惑な時間だったと思う(笑)


「仕事の調子はどう?」
「就活の調子はどう?」

担当もたまに連絡をくれた。


あたしは水商売から抜けられなくなりそうになったのですが、
それを助けてくれたのは担当でした。



彼がホストだったから担当と出会えた。
あたしが好きだったのはホストの担当だ。
ホストじゃない彼をあたしは知らない。
これからもきっと知ることはない。



わかっていても、あたしは担当に心を奪われてしまってた。

2年以上毎日連絡していた代償は大きかった。



遠距離だろうが元ホストと客だろうが、もうそんなことはどうでもよかった。
大学を卒業し、社会人になってすぐ担当に告白した。


「彼女にしてくださいっ!」


担当は優しく振ってくれた。

「今は彼女はいらないんだよねぇ」と。
あとはなんていわれたか忘れたけど(笑)
さすがだなぁと思わせる優しさと台詞があった。



こんなにはっきり告白したのははじめてだった。

けど、不思議と悲しくなかった。
この人を好きになれて本当によかったという気持ちでいっぱいだった。


あたしは本気で担当とつきあいたかったのだろうか?
言ってしまったらそれで満足したようだった。




告白する前に、1度だけ担当と歌舞伎町で飲み歩いたことがある。


彼が出張で東京に来ていたのだ。
あたしはそれを知って夜遊びをしていた。


あの界隈では有名なジンギスカン屋さんで会い、
彼が前の前の店に用があるからというので行った。


箱が見渡せる真ん中の卓に通され、何もいってないのに酒が出てきた。
全員が担当に挨拶しに来た。
元幹部とはいえなかなか厳しい縦社会なんだなぁと思った。


箱も変わっていたし、
あのときピチピチの新人だった子がナンバーワンになっていた。


あたしはプライベートで担当と飲みに来られたことがうれしかった。
うれしくなったあたしは、前の店にいきたくなった。



「ねぇ!前の店行こうよ!」
「じゃお前先入れよ。」
「やだよ!そっちのほうが顔きくじゃん!」



前の店ではもちろん顔パスだ。

満卓の中を真ん中の卓に通される。
男の子と一緒に来た女の子を、他の客はいったいどう思うだろう?



いけめんで超面白いおにいさん、内勤のレンくんとも久々だ。

「久しぶり!飲みたいもんあったら何でも言ってね!」



あたしはすんごくうれしかった。
やめた後担当と店に来られるなんて絶対ありえないと思っていた。


ほんっとうれしかったぁー( ´艸`)


あの時間は本当に宝物だと思っています*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



しかし・・・
ココで初めて書きますが、


担当は酒乱でした。


そのときも散々飲みまくり、
あたしもわけがわからなくなっていたのですが。



帰りに首を絞められました(笑)



酒乱DVとはまさに彼のことです。




てかコレすんごい長いね!!
短くまとめる力がなくて申し訳ないです・・・
そろそろいーかげん終わらせますね!