あたしの担当は、
4個上の当時24歳。仙台出身。4大卒。


小箱だったけど幹部だったから、
歌舞伎町以外でも何年かホスト経験はあったと思う。



あたしの初ホスクラはロマンス。

知ってる人は知ってるよね。
一時はメディアにもよく出てた有名店。

20歳になってすぐ、友達と興味本位で行きました。


友達がそのことをブログに書いて、
それにコメントしたのが担当だった。


で、担当もあたしもブログやってて、
わかりにくいけどとにかく友達経由で知り合ったんだよね。



なぜかわからないけど、
この人に会ってみたいと思った。



すぐにほすほすに晒されてるアドレスにメールし、
あたしははじめてひとりで担当の店に行った。



今思えば、
その日からあたしの歌舞伎町人生がはじまった。



担当は毎日欠かさず電話やメールをくれた。


本当に!!仕事も休みも関係なく!!
それってできそうでなかなかできないことじゃないかなと思う。

だって、休みは休みたいじゃん?
仕事のこと忘れたいじゃん。



「おはよう!」とか「仕事終わったよ!」とか「原宿に服買いにきたよ!」とか。


そのときは深夜営業だったから、
毎朝おはようっていわれるのも普通だよね(笑)

単調なメールばっかりじゃなくて、
マジメに書評をかわしたり水商売や風俗についても意見をぶつけあった。



なにより、
1回しか行ってないのにずっと毎日連絡くれるから勘違いできた。


あたしは店で出会ったわけじゃないんだ。
他の客とは違うんだ。

みたいなね(笑)



でもあたしは客だった。
出会い方なんてどうでもいいんだよね。

でも、



本当に最後までちゃんと夢を見させてくれたよ( ´艸`)


結局はそこがいちばん大事だよね。
水商売は夢を見させるのが仕事。



うちらが知り合ってまもなく、
担当は自分のブログに意味深なことを書き出した。


「接客がなあなあになってしまってる。」
「完全に牙を抜かれちゃってる。」
「もう一度いちからプレイヤーをやりたい。」



そのブログがアップされてすぐに、担当が店を移籍すると知らされた。



ラストイベントは来週やるという。




・・・いかないわけがない。




担当のラスイベなんて、
担当のお客さんでいっぱいだと思った。

当時大学2年で
水商売も歌舞伎町もほとんど知らなかったあたしには、
行けても最低料金が限界だった。



でも、「ラストって意外とこないんだよねぇ」
という一言であたしは簡単に行く気になった。


「けどあたし、シャンパンとかおろせないよ」
と言うと、


担当は
「ありがとう!ボトルはつけてあげるね。」
といった。


意味がわからなかった。




あたしははじめてホストと同伴して、
ラスイベにオーラス最低料金で居座った(笑)



担当の客はたしかに少なかったけど、
イベント時は他の客も含め満卓になることをはじめて知った。




てか!ありえないにもほどがあるよね!!

担当のラスイベにオーラスで最低料金とか・・・
今思い出しても恥ずかしすぎる!(笑)
担当がボトルをつけてくれた意味が今ならわかるよ。


担当はそれでも優しくて、
あたしを一番最後に送ってくれた。

本当にありがとぅ。



それからしばらくして、
担当は区役所通りの店に移籍した。




③に続きまぁすヘ(゚∀゚*)ノ