なんでだろう?
年上しか受け付けないと思っていたのに、
歳をとるにつれてあたしは年下の男の子が好きになっていた。
Kくんには5年つきあっている年上の彼女がいて、
あたしには2年つきあって同棲している年下の彼氏がいる。
あたしは彼が一番だと思っている。
キャバだろうが風俗だろうがそのへんの女だろうが浮気は許す。
あの子のためなら薬くらいはやってしまうだろう。
青田典子も真っ青ってくらい、
まさに破滅の女(笑)
でも浮気って、
本気があるから浮気なんだと思う。
酔ったあたしは判断ができなくなっていた。
「てかさ、Kくんて浮気したことあるんでしょ?彼女にバレないの?」
「うん、共通の知り合いとかとしたことはあるよ。
俺、ダンスやってるからそのときだけはモテるんだよね(笑)」
「え、てかダンスやってなくてもいけめんでしょ。」
「えっ!マジで?今日のメンバーでは俺いけめんに入るかな?」
「何いってんのー?!比になんないから!!」
「でもさー、上には上がいるじゃん?そうでもないっしょ。」
「そんなの上みたら芸能人だっているんだしキリないじゃん!
あたしは前からそぅ思ってたよ。」
「マジで!やった!素直にうれしいよ!」
Kくんは彼女の話をしてくれた。
彼女はダンスのインストラクターで自分は生徒だったこと。
彼女から告白されたと話してくれた。
「けどさぁ、5個下の男だよ?
つきあうとか結婚とか考えられる?ないでしょ?」
「ぜんっぜんありだよ!年下可愛いもん。」
「可愛いとつきあうとは違うんじゃないの?」
「そうじゃないんだなーコレが。可愛いには種類があるの。
種類によっては可愛いの先にはつきあうも結婚もあるよ。
男はかっこいいのほうが嬉しいんだろうけど。」
「そぅなんだよー!
けど俺最初彼女のこと信じられなかったんだ。」
そういって、
彼女と知り合い付き合うまでに至った経緯を詳しく話してくれた。
彼女との出会いが奇跡だと思ってるから、
今はまだしたくないけど将来は結婚するのかなぁとまで思ってること。
浮気はしたけど顔で選ぶからそんなに数はしてないこと。
あたしはうまくかわされたことがわかったと同時に、
単純で可愛くて切り返しが絶妙なところがKくんの魅力なんだと思った。
告ってないけど振られた。
完全にあたしの負けだ。
まず「女は顔で選ぶ」っていわれて勝てるわけねぇ!(笑)
自分はそうでもないヤツほどそう言う。
あたしだって彼氏の顔はお飾りホストくらいならいけると思ってる(笑)
あたしは元歌舞伎町の女。
元ブラック企業の営業で新人全国ランクで2位だった女。
怖いおっさんも優しいおっさんもあたしの客だった。
尋常じゃないパワハラを受けながら、
オレオレ詐欺すれすれのトークで新卒で50万売り上げた。
だから自信があった。
たいていのもんは怖くないし、なめんなよって思ってた。
でも、Kくんも営業をやっていた。
ちょっとおっさんを持ち上げられるだけで、
あたしには同世代の男の子の心を揺さぶる力はない。
若さが売りの時期に
同世代の男の子とは遊ばないで、
おっさん相手に酒を酌み交わしていたのだから当然だった。
(ろくな恋愛をしてこなかった代償か。
うまく浮気にもちこめなかったのが代償?
それもなんかおかしくない?)
彼氏に電話した。
セクハラおっさんをKくんとうまく捲いたこと。
Kくんと一緒に入った居酒屋で飲んでいることを報告した。
「ほどほどにね。」と彼はさみしそうに言った。
その後、1時間半くらい
会社の話や彼氏彼女の話をしてさんざん笑いあった。
おっさんの前でしていた愛想笑いではなく、
本気で笑えたことがうれしかった。
「じゃあ、とりあえず今日はお疲れぇー!」
店下でKくんと別れた後、メールがきていた。
あのおっさんからだった。
**********************************
お腹大丈夫?
普段食べられないもの食べたからビックリしちゃったんじゃないの?
あや
LoveLoveになってしまいました 
可愛い性格
気に入ったね
彼女2番手に抜擢あぁやっと見つけた
どうしてもあやに俺の気持ち伝えたくてメールしました。
こんな遅くにゴメンな
あやに今日初めて会った気がしなくてね
ずっと前から
恋仲
だったような気がしてね 
あや色々なところ行きたい
あやのおっぱい
本当に
C
なの是非拝見したいです 
本当に近いうち飲みいきましょう
遅くなってもいいからメールほしい


あやへ


*********************************
「はっ?!ふざけ・・・マジ死ねよー!!」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!
完全に酒がまわったあたしは、
今この世で一番気持ち悪いメールに歌舞伎町の真ん中で叫んだ。
よくもこんなに気持ち悪くハートが使えたもんだ。
コレが定年過ぎのおっさんがするメールかよ。
さっきまでのはほぼ全部営業トークだってなんでわかんないわけ?
なめんな!!
ふざけんな!!
視界が歪む。
足が乱れる。
自分でも完全に泥酔しているのがわかる。
(このまま帰れるわけがない!)
あたしは歌舞伎町の奥へ向かい、
通りすがりに見つけたホストクラブのドアを開けた。
うまく捲きましたがこの結果でした。これはフィクションではなく実話なのでメールも晒させていただきました。コレを見て気分を害された方はごめんなさい。あとKくんとホテルとかいう流れを期待されていた方もごめんなさい(笑)
おっさん疲れで風邪ひいてしまいましたが、今週中に全部書きます!
年上しか受け付けないと思っていたのに、
歳をとるにつれてあたしは年下の男の子が好きになっていた。
Kくんには5年つきあっている年上の彼女がいて、
あたしには2年つきあって同棲している年下の彼氏がいる。
あたしは彼が一番だと思っている。
キャバだろうが風俗だろうがそのへんの女だろうが浮気は許す。
あの子のためなら薬くらいはやってしまうだろう。
青田典子も真っ青ってくらい、
まさに破滅の女(笑)
でも浮気って、
本気があるから浮気なんだと思う。
酔ったあたしは判断ができなくなっていた。
「てかさ、Kくんて浮気したことあるんでしょ?彼女にバレないの?」
「うん、共通の知り合いとかとしたことはあるよ。
俺、ダンスやってるからそのときだけはモテるんだよね(笑)」
「え、てかダンスやってなくてもいけめんでしょ。」
「えっ!マジで?今日のメンバーでは俺いけめんに入るかな?」
「何いってんのー?!比になんないから!!」
「でもさー、上には上がいるじゃん?そうでもないっしょ。」
「そんなの上みたら芸能人だっているんだしキリないじゃん!
あたしは前からそぅ思ってたよ。」
「マジで!やった!素直にうれしいよ!」
Kくんは彼女の話をしてくれた。
彼女はダンスのインストラクターで自分は生徒だったこと。
彼女から告白されたと話してくれた。
「けどさぁ、5個下の男だよ?
つきあうとか結婚とか考えられる?ないでしょ?」
「ぜんっぜんありだよ!年下可愛いもん。」
「可愛いとつきあうとは違うんじゃないの?」
「そうじゃないんだなーコレが。可愛いには種類があるの。
種類によっては可愛いの先にはつきあうも結婚もあるよ。
男はかっこいいのほうが嬉しいんだろうけど。」
「そぅなんだよー!
けど俺最初彼女のこと信じられなかったんだ。」
そういって、
彼女と知り合い付き合うまでに至った経緯を詳しく話してくれた。
彼女との出会いが奇跡だと思ってるから、
今はまだしたくないけど将来は結婚するのかなぁとまで思ってること。
浮気はしたけど顔で選ぶからそんなに数はしてないこと。
あたしはうまくかわされたことがわかったと同時に、
単純で可愛くて切り返しが絶妙なところがKくんの魅力なんだと思った。
告ってないけど振られた。
完全にあたしの負けだ。
まず「女は顔で選ぶ」っていわれて勝てるわけねぇ!(笑)
自分はそうでもないヤツほどそう言う。
あたしだって彼氏の顔はお飾りホストくらいならいけると思ってる(笑)
あたしは元歌舞伎町の女。
元ブラック企業の営業で新人全国ランクで2位だった女。
怖いおっさんも優しいおっさんもあたしの客だった。
尋常じゃないパワハラを受けながら、
オレオレ詐欺すれすれのトークで新卒で50万売り上げた。
だから自信があった。
たいていのもんは怖くないし、なめんなよって思ってた。
でも、Kくんも営業をやっていた。
ちょっとおっさんを持ち上げられるだけで、
あたしには同世代の男の子の心を揺さぶる力はない。
若さが売りの時期に
同世代の男の子とは遊ばないで、
おっさん相手に酒を酌み交わしていたのだから当然だった。
(ろくな恋愛をしてこなかった代償か。
うまく浮気にもちこめなかったのが代償?
それもなんかおかしくない?)
彼氏に電話した。
セクハラおっさんをKくんとうまく捲いたこと。
Kくんと一緒に入った居酒屋で飲んでいることを報告した。
「ほどほどにね。」と彼はさみしそうに言った。
その後、1時間半くらい
会社の話や彼氏彼女の話をしてさんざん笑いあった。
おっさんの前でしていた愛想笑いではなく、
本気で笑えたことがうれしかった。
「じゃあ、とりあえず今日はお疲れぇー!」
店下でKくんと別れた後、メールがきていた。
あのおっさんからだった。
**********************************
お腹大丈夫?
普段食べられないもの食べたからビックリしちゃったんじゃないの?
あや





彼女2番手に抜擢あぁやっと見つけた
どうしてもあやに俺の気持ち伝えたくてメールしました。
こんな遅くにゴメンな
あやに今日初めて会った気がしなくてね

ずっと前から



あや色々なところ行きたい

あやのおっぱい
本当に



本当に近いうち飲みいきましょう

遅くなってもいいからメールほしい






*********************************
「はっ?!ふざけ・・・マジ死ねよー!!」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!
完全に酒がまわったあたしは、
今この世で一番気持ち悪いメールに歌舞伎町の真ん中で叫んだ。
よくもこんなに気持ち悪くハートが使えたもんだ。
コレが定年過ぎのおっさんがするメールかよ。
さっきまでのはほぼ全部営業トークだってなんでわかんないわけ?
なめんな!!
ふざけんな!!
視界が歪む。
足が乱れる。
自分でも完全に泥酔しているのがわかる。
(このまま帰れるわけがない!)
あたしは歌舞伎町の奥へ向かい、
通りすがりに見つけたホストクラブのドアを開けた。
うまく捲きましたがこの結果でした。これはフィクションではなく実話なのでメールも晒させていただきました。コレを見て気分を害された方はごめんなさい。あとKくんとホテルとかいう流れを期待されていた方もごめんなさい(笑)
おっさん疲れで風邪ひいてしまいましたが、今週中に全部書きます!