未だに此処ですべてをさらけ出したことのないことがあります。


今現在ホストにはまっている人の話を耳にしたこと、過去の清算のために、
今だから話せる歌舞伎町であったことを書きます。


例によって、嘘は書きません。
装飾はします。
あたしらしく、ね。

よって、ノンフィクションです。




【遍歴】


10代の頃に付き合っていた人とは、ランク付けにされて別れた。


『AyAが1位じゃなくなったから、別れよう。』


彼は、1位の人と付き合うのだと言った。
あたしは2番だとも言われた。



あたしはどうしても忘れられなかった。


別れた後でも、相手が望めば何でもした。
本当に何でもやった。


自分を大切になんて思わなかった。


鬱病になり、毎日吐いた。

それでも彼が好きだった。


また1番になれるかもしれないと思っていたから。



よくやく忘れられた頃、あたしにできたのは、恋愛とはいえないようなものだった。



失恋して人間不信になるなんてよくある話で、

誰かを好きになりそうになるとすぐにさめる。


この繰り返しだった。



『どうせこの人も、身体か何かが目的なんだろう』




そんなときに足を踏み入れたのが、歌舞伎町だった。