顔が利くK氏の後ろについて店に入ると、すでに満卓だった。


あたしはいつも早めに行くことが多かったし、
混み始めたときはすでに酔っていてわからないので

これほど賑っていることに違和感があった。



みんなすぐにK氏に気づき軽く挨拶をする。

最近バイトに移った子があたしに気づき声をかけてくれた。



満卓の中真ん中の卓に通される。

エスコートしてくれたのは
ヘルプについてくれたあたしの大好きな子だ。


あたしが周りの子ならまちがいなく、
男性客と2人で来る女の子を不審に思うだろう。



ようやく復活したあたしは
そんなことはお構いなしでピッチをあげて焼酎を飲む。

ついてくれる子が飲む暇もないくらい飲もうと、
なぜか無駄に頑張った。


すぐに酔いがまわり本音を出しまくる。

口には出さなかったが前から思っていたことを次々喋り、
心にある本音が遠慮なく口を吐いて出た。


しばらくはこんな感じで飲んでいたが、
ここからはもう部分的にしか記憶にない。