それは、2005年6月20日、午後10時45分頃の出来事でした。


いつものようにロフトに上り、布団に入ってごろごろしていたのです。

寝ようと思ってから眠るまでの間、ふと電気の上の壁を見ると・・・


そう。ヤツの登場です。

チャバネのちっちゃいベビーG。

今年初の登場です。そろそろ彼らの季節かなぁとは思っていたけど、不意打ちだった。


奴を発見してすぐに飛び起き、

「出たぁぁぁ!!」

と思わず2,3回叫ぶ。

急いでハシゴを下りてゴキジェットプロを手に持つ。


前に戦ったときは躊躇せずに一撃できたのに、今回は違った。

武器を手にしたところですぐには突撃できず、あたふたしていた。

勇気が無かった。肝が据わってなかった。


「おし・・・!」

気合を入れて現場に戻り、短い時間だがスプレーで一撃。

スプレーを吹きかけたとたん、奴がものすごい勢いで逃げていく。

それに驚いて

「キャー!!」

と叫んで頭を天井にぶつける。

ちょっと痛い。奴にはあっという間に逃げられちゃった!

奴はロフトの奥に畳んである布団や枕の間に逃げ込んでいった。

あまりの恐怖で体中から汗が噴出す。すごく暑い。


本当に涙が出そうになりました。

自分でも情けないくらい泣きそうな声が出た。

「なんで綺麗にしてるのに出るの?」

「ねぇなんで?」

「マジ死ねよ~・・・」

「本当にやめてほしい・・・」

これの繰り返し。


どうしていいかわからなくなり、ママに電話。

あたし:「ゴキが出たよ~(悲)」

ママ:「えーそうなの。ていうかもう寝るから。おやすみ~」

終了。


こうなったらもうやるしかない。これじゃ今夜眠れやしない。

明日1限なのにこれじゃ遅刻しかねない。

「許さねぇ・・・」

少し勇気が出てきた。


恐る恐るロフトの奥の布団を少しずつどかしていく。

すると!仰向けになって動かないでいる奴を発見。

「し、死んでた、死んでた!」

3,4回声に出して言う。


奴を泡で固めて、外に捨てよう。

この計画を立てるまでには少し時間がかかった。実行にはさらに時間がかかった。

泡スプレーを奴に吹き掛け、少し置いてからほうきとちりとりで確保。

死んでいると分かっていても、怖くて奴に近寄れない程嫌なので途中で何度も泣きそうになりながら作業を行う。

「頑張れ、頑張れ」

と自分で言いながら。(笑)

ちりとりの上の奴を落とさないように注意しながら、急いでハシゴを下りる。

窓を開けて、奴を破棄。


「やったぁ・・・」

放心状態になって、しばらくぺたんと座り込んでいた。


1匹いたということは・・・その親がいるってことなんだよね。

奴が発生した付近を中心に、部屋の隅々までスプレーをかけまくる。

奴を撃退するのに鼓動が早くなって、目も冴えちゃって全然眠れそうにないよ・・・

とりあえずロフトに寝るのは怖いので、今夜は下で寝ることにする。

布団じゃないし普段寝ないところなので、ますます寝付けない。。はぁ。


おかげで今朝は最悪の目覚め。寝不足でございます。


虫ごときに負けている自分に腹が立つけど、やっぱり虫は嫌です。

撃退できたのは良かったけど、トラウマになりそうです。

ロフトで寝るのが大好きだったのになぁ・・・

この部屋でGを見たのは初めてじゃないし、去年も何度か見かけたし戦ったので、今年もまだ数匹彼らに会うことになるかと思うととても憂鬱です。

部屋の掃除は毎日しているし、部屋の隅などGの通り道にG対策グッズを置いているし、台所周りも綺麗にしているつもりなのに、なぜ私の部屋に?マンションやアパートなどの集合住宅の場合、一部屋だけ綺麗にしていても意味がないと聞くので、仕方ないと諦めるしかないのか?


って諦められるかよ!(笑)奴のいないところに住みたいです。

あと結婚するなら、黙ってGを退治できる男性としたいです。