中学生のときによく聴いた歌の歌詞を書きます。

                                                                        「闇に降る雨」   椎名林檎

                                                                   余りの暑さに目を覚ましさっき迄見ていた夢の中

東西線はあたしを乗せても新宿に降ろしてくれなくて

辿り着けない

此処に欲しい腕や髪や首筋

貴方の嫌う生温い雨に濡らされてゆく

                                                                  貴方に降り注ぐものが譬え雨だろうが運命だろうが

許すことなど出来る訳ない

此の手で必ず守る

側に置いていて

                                                                  天気予報が外れてばかりの毎日が見させた嘘の闇

高揚も時めきも溜め息も消耗しやがて失くなりそうで

招きたくない

空々しい土の香や向日葵の

すぐにも迎う馨しい絵画と化する日など

                                                                      貴方を知り尽くすことが譬え 可能だろうが不可能だろうが

満たされる日が来る筈もない

身体が生きている限り

側に置いていて

                                                                           貴方に身を委すことが譬え 危険だろうが安全だろうが

留め金などが在る筈もない

全て惜しみなく挙げる

貴方に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが

許すことなど出来る訳ない

此の手で必ず守る

側に置いていて