当ブログでは、バイク記事が超人気のようですので、スキルアップに役に立つメモを書いておこうと思います。なお、この記事は随時更新して、より解りやすい内容に仕上げる予定です。
(ver.1)

低速でバイクを走らせるとき。
ここでは、低速とは時速30km未満をいい、より好ましくは時速10km程度をいうものとします。

低速状態でバイクでコーナリングするときに、「ハンドルを切って」曲がるようにする。

これは意外に重要です。皆さん、足のかかとでステップに体重をかけて低速コーナリングしていると思います。しかし、バイクのハンドルを切って曲がってみると、かっこいいです。
特に、後ろから見るとカッコいいです。
コツは、曲がる直前に、曲がる方向を見ます。バイク車体は直進状態です。ハンドルも直進状態を保ちます。そして、曲がる方向に体を向け、その動作とともにハンドルを切ります。

このとき注意すべきことは、ハンドルを、タイヤが曲がった直後の進路方向に合うような角度だけ、曲げることです。つまり、必要角度以上にハンドルを切るなということです。この場合、走行速度との関係もあります。
なお、当然ながら高速走行中にハンドルを曲げると転倒して危険です。この項に示すメモは、バイク「低速」走行中における進路変更操作に限定しておりますので、ご注意ください。

そして、この後ですが、ハンドルを切ってタイヤが曲がる方向に向くと、車体が自然にその方向に曲がるのに必要な角度だけ傾いて、進路を変更することになります。
この際、ステップに体重はかけず、あくまでもハンドルを切った際の車体挙動の変化にまかせます。

そして、進路を変更できたと思った瞬間に、ハンドルを元の位置、つまり、直進状態に切って戻しますと、自動的に車体は直立状態となります。このように、車体が傾倒状態になっている時間が非常に短くなります。

これは背後から見ていると、非常にカッコいい乗り方です。
この乗り方は、大分昔に、元白バイの人に教わった乗り方です。
これを片手ハンドルでやる人もいます。安全の話はさておき、曲がり方の見栄えはカッコいいです。クルリンという感じになると思います。


このようなバイク運転時の曲がり方は、危なくない場所で試してみると良いでしょう。この操作は運転に慣れてない方には交通環境によっては危険ですので、本ブログは事故時の責任を負いません。したがって、上で紹介したバイクの曲がり方を、実際に試す場合には、ご自分の責任でやってみてはいかがでしょうか。実施の際は、安全に配慮するとともに、法規遵守するように、くれぐれも注意してください。
自動二輪(大型)運転免許試験に、1997年春にチャレンジした。高出力バイクを駆って国内をサクッと移動したかったから。
1997年当時、自動二輪運転免許は、小型(~125cc?まで運転可能)、中型(~399cc?まで)、限定解除(400cc?超)の3区分に分かれていたと記憶する。教習所に通うことで取得できるのは「中型」までであり、「限定解除」は試験場で受験する制度になっていた。最近は、普通と大型とに区分けされて、これら二輪系免許は教習所で取得可能らしい。詳しくは知らない。

俺の試験会場は、神奈川県二俣川?試験場である。初回の受験は1997年1月。
不合格の場合でも1週間後に再受験できる制度になっていた。
試験時間は、午前と午後に分かれ、俺の場合はいつも午前に指定された。極寒の朝、有休を取って毎回15kmもの距離をバイクで通った。
午前は毎回70人程度が受験した。事前に各人に任意の走行ルートが指定されて、30分ほどで暗記した。
試験は減点方式で採点された。スタート時点で持ち点100点が与えられ、走行中に違反行為が発見されるたびに減点され、持ち点が70点を下回った段階で、「スタートラインに戻ってー」の拡声器の合図で不合格になる。
受験者の中には、スタートから数秒で70点を下回る者もいた。どういう理由でこうなるのかというと、俺の分析した感じでは、例えば、乗車前に周囲の安全確認を怠ったとか、乗車後にミラー位置を確認しなかったとか、エンジンをかける際に思いっきり空ぶかしをするとか、はっきりいえば普段の癖がそのまま減点となるようだった。特に安全系はー30点などの大きな減点となっていたようだ。

さて、俺は、7回目位で合格した。1997年2月、今から10年前のことだ。
限定解除に要求されるスキル(S字、8の字、クランク、波状路、一本橋、急制動など)は当然だが、合否は、乗車姿勢・安全確認系が重視されているようだ。ニーグリップ、ふらつき、視線、ヘルメットの動きなどである。
俺が合格した時の受験者数は70人程度で、そのうち合格者はわずか数名(確か5人?)だった。
合格後、免許証の裏面に「限定解除」という朱印を押され、試験官から次のような言葉をもらうのだ。
「あなた方は、限定解除を認められた。模範ライダーとして自信を持ってよい。他のライダーやドライバーのお手本となるような運転を心がけてください」みたいな。

合格が長引くことになった一つの原因は、弱点はスキルであると信じ込んでしまったことであると、今は思う。
このため、8の字走行等の練習ばかりに時間と関心を費やしてしまい、この他の項目には当然出来ているだろうと思い込んで対策を怠っていたと思う。
結果的には、こうしたスキルを磨いたおかげで精神的に余裕が出たために、安全確認などの他の項目に関心を払うことが出来たので、合格できたのだと思う。
もっと早期に合格したかったのなら、限定解除の花形的要素と思えたスキル面よりも、安全確認や乗車姿勢などの試験項目に対してもっと関心を寄せていればよかったのに、と思うのである。
なぜなら、安全確認、乗車姿勢などの項目は、走行中は常に試験官に晒されるため減点を受けやすいからである。一本橋だとか波状路だとかのスキル系は、その区間だけでしか採点できないので、一応出来ていれば減点されずに見逃されやすいということである。すなわち、常に評価されやすい項目こそ、重要である。

まあ、当時は目標実現よりも、スキルを磨くこと自体が優先事項だったからな。かっこつけだったし。