http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090604ddlk07040155000c.html
福島市腰浜町の福島成蹊中学校(本田哲朗校長)で、安土桃山時代の茶人、千利休(1522~1591年)ゆかりと言われる茶室の移築工事が行われている。9月下旬に完成予定で、千家の茶室がある学校は東北では珍しい。茶道の普及に一役買いそうだ。
茶室は、同校を運営する福島成蹊学園の元理事長・故山田広助氏の同市御山の自宅にあり、07年の山田氏死去後に寄付された。茶室研究で有名な建築家の故堀口捨己(すてみ)氏(1895~1984年)の設計で、建築時期は不明。
床の間には、千利休の養子の千少庵(せんのしょうあん)(1546~1614年)が江戸時代に建築した茶室の柱を使用していると伝えられている。木造平屋瓦ぶきで、床面積は93平方メートル。14畳と6畳、4畳半の3部屋ある。
同校は年2回の茶道の授業などで使う予定。高橋幸七事務局長は「礼儀や書道など日本文化を総合的に学べる。国際世界で活躍する人材となるためにも自国の文化を学んでほしい」と話している。
10月20日には千玄室(せんのげんしつ)・茶道裏千家前家元の記念講演や茶室の名を揮毫(きごう)した「扁額(へんがく)」を除幕する「茶室披(ひら)き」を行う。【今村茜】
福島市腰浜町の福島成蹊中学校(本田哲朗校長)で、安土桃山時代の茶人、千利休(1522~1591年)ゆかりと言われる茶室の移築工事が行われている。9月下旬に完成予定で、千家の茶室がある学校は東北では珍しい。茶道の普及に一役買いそうだ。
茶室は、同校を運営する福島成蹊学園の元理事長・故山田広助氏の同市御山の自宅にあり、07年の山田氏死去後に寄付された。茶室研究で有名な建築家の故堀口捨己(すてみ)氏(1895~1984年)の設計で、建築時期は不明。
床の間には、千利休の養子の千少庵(せんのしょうあん)(1546~1614年)が江戸時代に建築した茶室の柱を使用していると伝えられている。木造平屋瓦ぶきで、床面積は93平方メートル。14畳と6畳、4畳半の3部屋ある。
同校は年2回の茶道の授業などで使う予定。高橋幸七事務局長は「礼儀や書道など日本文化を総合的に学べる。国際世界で活躍する人材となるためにも自国の文化を学んでほしい」と話している。
10月20日には千玄室(せんのげんしつ)・茶道裏千家前家元の記念講演や茶室の名を揮毫(きごう)した「扁額(へんがく)」を除幕する「茶室披(ひら)き」を行う。【今村茜】