その薬、どこで手に入れましたか? [ED・勃起不全] | ED対策法の徹底検証サイトのブログ

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家に居ながらにして注文ができ、数日で自宅へ届けられるネット購入システムは、忙しい人には特に重宝します。しかし、その商品がED(勃起不全、勃起障害)治療薬となると、話は別。その多くが「偽造品」と考えられているからです。

偽造品は、効果効能がないばかりでなく、混入している不純物によっては、死亡を含む重大な健康被害を招く恐れがあります。ED治療薬は本来、医師の診断を受けて処方されるべき「医薬品」なのです。

面倒な手順を踏まずに入手できる手軽さだけでED治療薬をネット購入するのは危険です。思わぬ健康被害から身を守るためにも、正規の医療機関で処方してもらいましょう。


ネット購入品の半分は、偽造品?ED治療薬を製造・販売している国内4社が、日本とタイの調査会社を通じて2008年8月から2009年4月にかけて行った合同調査によると、ED治療薬の55.4%(日本=43.6%、タイ=67.8%)が、偽造品であることが分かりました。

製薬各社の分析によると、偽造品の場合、有効成分が承認用量よりも多い・少ないといったばらつきだけでなく、まったく含まれていない偽造品がありました。複数の不純物や、効果のない成分を含むものもあったそうです。

手の込んだ偽造品は、それぞれの正規品に極めて類似した色や形状をしています。このため、一般の使用者は正しく判別することが困難な場合も少なくありません。

そればかりか、ネット上では「本物である」「海外で製造されたジェネリック(後発)医薬品である」と謳われていることが多いので注意が必要です。


使用者の9割以上が偽造品の流通を認識

利用しているサイトの安全性を過信している人が多いネット購入

前述の4社が、全国のED治療薬使用者を対象に2011年2月下旬から3月上旬に合同で行った調査によると「ED治療薬の偽造品がネット上に出回っていること」を、使用者全体の9割以上(ネット購入者=97.5%、医療機関受診者=97.2%)が認識していることが分かりました。

「偽造品と本物を区別できると思うか」という問いに対しては、ネット購入者の75.4%、医療機関受診者の95.1%が「区別できない」と回答しました。いかに精巧な偽造品が出回っているか、ということです。

それを踏まえて、ネット購入者に「直近で購入したものを本物だと思うか」を尋ねたところ、87.7%が「はい」と回答。ネット上に偽造品が出回っていることを認識しながらも、そのほとんどが「自分の購入しているのは本物」と考えており、サイトの安全性を過信している状況がうかがえました。


ネット購入者の4割が副作用を経験ネット購入者に「副作用と思われる症状が出た経験」を尋ねたところ、42.8%が「ある」と回答。その際の対応では「放っておいた」人が9割にのぼりました。

調査では、こうした状況が健康被害のリスクを招く一方、偽造品による健康被害の実態を把握しにくくしているとしています。

偽造品を使うことのデメリットは、単に治療の効果が得られないということだけにとどまりません。何が含まれているか不明なため、それを服用したことによる健康被害の規模も対処方法も分からないまま、最終的には重大な事態を引き起こす可能性があるからです。

実際、健康被害が出たとしても、診察を受けずに自己判断で服用したという後ろめたさから、当事者が報告しないことは珍しくありません。もし、万が一、ネット購入品で副作用の症状が出た場合には、医療機関で適切な処置を受けることを強くお勧めします。

この調査では、偽造品に対する医療機関受診者とネット購入者との意識の違いが明確になりました。特に、ネット購入者の「リスクに対する認識の甘さ」が安易な行動をとらせる実態を浮き彫りにしたようです。


利便性の裏側に潜む危険

最善の効果を得るためには、自分の症状に合った適切な治療を受けることが大切

ネット購入者に、購入理由を尋ねると「手軽に入手できる」「処方品より安い」「人に知られずに済む」「医療機関に行くのが恥ずかしい」といった回答が上位を占めました。しかし、利便さの裏側に潜む危険性にも大いに注意を払っていただきたいと思います。

中高年では、加齢に加えて、運動不足や不規則な生活、過度の飲酒や喫煙などからEDになる場合があります。こうした理由で明らかなように、EDは紛れもない「生活習慣病」です。

EDは、男なら誰にでも起こり得る病気です。そして、決して恥ずかしい病気ではありません。このため、病院やクリニックなどでは、問診を中心に、患者さんの全身状態を確認しながら、その人に最も相応しい治療を行います。

ED治療薬が処方箋医薬品に指定されているのは、医師の診察を受け、適切な指導のもとで服用することで、最善の効果が表れるという薬の特性が考えられているからです。

ほとんどが偽造品であるといわれるネット上のED治療薬を安易に購入するのでなく、自分の症状に合った適切な治療を受けることが、最も確実で安心な対処法であることは、論を待ちません。


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更新日:2011年08月26日

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