最近ようやく、最後の喉元に刺さった骨を取り除けるような出来事があった。

 

気づく事は永遠と続き、自分と言う枠を外していくようだ。

 

 

私達の意識は、知識として分かったと思っていても、実際に腹の底までストンと

府に落とすまでにとても時間を要するようだ。

 

 

それはなぜか、実際に知識で習得しても、実践として行動が伴わないと

自分自身で納得できないようだ。

 

 

意識の拡大は階段のように上に登っていくと言われているが、

 

 

一度バンっと上に意識が上がり、その後少し平坦な道があり、

その後再びバンっと上に上がる。

 

この繰り返しのように、一気に目覚めると言う事はほぼあり得ないだろう。

なぜならば、現実にアウトプットする時間が要するからだ。

 

 

私は最近とても大事な事に気がついた。

 

 

今まで何度もそれはもう気にしていないと思っていた事に対して、

まだ引きずっていた事を気づかせるような出来事があったのだ。

 

 

魂の同志について、どのようにこの気持ちを処理したらいいのか、分かっていたようで、

実は、ただ見ぬふりをしていただけのようだ。

 

 

とても大事な所を見ないでいたのだ。

 

 

 

最近、再び彼と話す機会があった。

彼と話したが、今回は不意打ちで昔の出来事を思い出すような会話をしたのだ。

私は不意打ちだった為に、感情が久々に大きく揺れ動いてしまった。

 

 

久しぶりすぎたので、私自身驚いてしまった。

 

 

彼の奥さんについての話であった。

 

私はとっくに彼と奥さんについては事実として受け入れていたつもりであった。

 

ただ、私は実はその事実を受け入れてただけで、自分の感情を受け入れていた訳ではなかった事に気がついたのだ。

 

 

 

たわいの無い話ではあったが、再びあの彼が結婚する時に感じた気持ちが

自分の心に蘇ってしまったのだった。

 

 

ただ、今回は、今までと一つ違う事があった。

 

 

それは、彼への愛も認めながらも、私が私の気持ちをまづ第一に大切に思う気持ちがあったのだ。

 

 

 

今までは、彼の環境の理解や彼への思いやりの気持ちが多かったのだが、

今回は明らかに、自分に対しての思いやりの気持ちの方が勝っていたのだ。

 

 

 

私は、この乱れた自分の気持ち、この複雑な感情、

これらは私にはもう必要ない!と言う心の叫びを聞いた。

 

 

もう要らない!

とはっきりと、そう感じたのだ。

 

 

今まで、このように彼とこの類の話をした時、

実はいちいち落ち込んでいた、そして、彼の存在を消そうと頑張っていた。

 

 

でも、彼の存在を端に追いやる度に、これで良かったのだろうか。。と

悩みが深まるばかりであったのだ。

 

 

 

そしていつしか、彼の存在は消せない事や、

彼への愛を認める方が心が安定して行ったのだ。

 

 

今回、これらの過程を経て、最後の最後に

 

彼への愛を認めつつも、それ以上に私自身の心を最優先したいと言う思いが強かった。

 

 

今回の心のざわざわのおかげで、

彼に引きずられすぎていた自分の心のバランスがようやく取れるようになった気がした。

 

 

私は私、彼は彼だ。

 

だから、私は自分をまづ大切にしたい。心の奥からそう思ったのだ。

 

 

 

その出来事から、私は色々なことに気づいた。

 

 

私は、自分のクリエーションを何よりもしたいと思ったのだ。

その創造は、彼がいるいないに関わらず、私の心を何よりも引きつける事なんだと気づいた。

 

この彼への心の揺さぶりで不安定な気持ちのままだと、自分のクリエーションに支障をきたすと思った。

それはやだ。自分で貯めたお金を使って、自分の夢の為にわざわざインドに行くからには絶対に楽しみたい!!

と思ったのだ。

 

その自分の素直な気持ちを大切にしたい!とそう思った。

 

 

私は、ようやく私自身のこれからの世界を想像してみたのだ。

 

彼と出会って以降、彼の事が頭の大半を埋めていたのだが、

ようやくだ、彼に引っ張られる事なく自分の世界を想像したのだ。

 

私は今まで自分の世界を実は想像できていなかったのかもしれない。

彼無しでは考えられなかったのかもしれない。

でももう彼は彼のままでいい。私は私の道を進むだけだと思ったのだ。

 

 

彼のいない世界なんてあり得ないとさえ無意識に思っていたのかもしれない。

 

 

 

彼の事を意識せず、自分の世界を想像してみたときに、

 

まず訪れるのは、孤独への不安だった。

 

 

でも、今回すぐ気づいた事があった。

 

 

私は、今まで、色々なキーパーソンの人達に突然と出会う事が多い人生だった。

 

天使のようにその時必要なものを私に与てくれたのだ。

色々な形でサポートをしてくれて今に至るのだ。

 

 

出会いは突然訪れる。

 

 

だから、今までが突然の出会いがあったと言う事は、この先も同じように、

降って湧いてくるような出会いがあると言う事だと気づいた。

 

 

だから、どうしても”独立”と言うと、孤独なイメージがあるが、

 

私はこれから出会う人との出会いにもオープンでいようと思った。

 

今まで通り、私は一人ではなく、

色々な人とこれからも出会って行くと言う事だ。

 

 

 

それはどう言う事かと言うと、

 

今まで一人で抱えてきた事や一人で全部やろうとしてきた事を止めると言う事でもあるし、

自分を信頼し周りの人達の事も信頼する事でもある。

 

私は一人ではないと言う感覚である。

それは、未来に出会う人をも信頼すると言う感覚。

 

 

 

 

人には一人一人個性がある。

 

その個性はとてもユニークでオリジナルでオンリーワンのものだ。

 

 

その個性を発揮さえすれば、ただ、自分の才能と自分にない他の人の才能が、

パズルのピースのように上手い具合に当てはまって行くだけだ。

 

自分の持ち場にさえつけば、自ずとその周りにハマるピースがやってくると言う事。

 

 

私はその事に気づいたのだ。

 

これらの気づきは、自分へようやく視点を向けてから、

腹の底にストンっと落ちたのだ。

 

 

委ねる事というのはまさにこの感覚なのだろうと思う。

 

 

自分一人ではないと言う事や、

自分の個性を発揮する事で必然と周りと噛み合い始める事。

そして未来に訪れるそれら他のピースとの出会いが必ずあると言う事。

 

 

自分一人ではないという感覚はとても大きく解放された気持ちだ。

安心感で包まれたような、そんな感じだ。

 

 

今まで、思考で分かっていただけだった。

 

 

 

冒頭にも書いたが、気づきの段階は階段のように上がって行くという。

 

 

私は今回、彼のことについては、もう十分!っていうやり切った思いと同時に、

解放されたような感じであった。

 

 

今までのもう十分!と思えるまで、だいぶ時間が必要であった。

 

 

すぐエレベーターのように意識が拡大できたらいいのかもだが、

私には、そのもう十分!ってくらい、同じところでジタバタする事もまた必要な事であったのだ。

 

 

 

 

そして、面白いことに、

 

もういい!!!って思った後に、

 

とても久々に彼の方からメールが来たのでした^^

 

 

ヤツもヤツで前を向き始めたのか、やる気のあるメールでほっとした*

 

 

この感覚でいいんだなと、なんだかそう思った*