6年前、
勤めてた会社が経営不振になって
体力的にも精神的にも追い詰められて、
私の中のギリギリの線まで闘って、辞めた。
難破船に乗ってるみたいで、
浸水が止まらなくて、
時間の問題なのは分かってるんだけど、
できること、できないことの優先順位、
周りの人を守ること、
自分の命とのかけひき
その船を捨てる瞬間の見極め。
命懸けだった。
大げさではないと思う。
そして、
その後、2ヶ月ほど脱け殻になって過ごしたら
あっという間に貯金は尽きて、
次に得た仕事は、
以前より収入が低かった。
お給料の高さよりも、
自分が健康で安心できる環境を、
まずは優先した。
ヒトとしての心が
ボロボロになってるのが分かってたから。
そうすると当然、
1年経った頃には、
お金に困った。
来月は、どうしても足りない。
家賃と、電気やガスのライフライン
そして奨学金返済
どう計算しても足りない。
受かったけど、社長が失礼で
気にくわなかった正社員の仕事を蹴って、
その非正規の仕事を選んで、
家族には反対されてたから、
親にも助けて欲しいと言えなかった。
(当時はね。今なら、素直に助けを求めると思う)
困ったなぁ。。。
来月どうしよう。。
と途方に暮れて、
その足りなくなる日までの日々を過ごしてたら、
突然、
お金が振り込まれた。
10万円くらいだったか、
15万円くらいだったか、
忘れちゃったけど、
当座は十分凌げるくらいの額。
政府からの助成金だったの。
失業して、3ヶ月以内とか(うろ覚え)
とにかく、早目に新しい仕事が決まって、
失業手当を受け取らなくて良かった人に対する、励まし?的なお金だったらしい。
国に、守られてる。
と感じました。
それまで、遠く遠くの出来事で、
エリート爺さん達の集団
くらいにしか見えてなくて、
批判しか感じたことのなかった
「政府」というものに、
初めて、温もりを感じ、そこに
親のような大きな愛を感じた。
色々、問題はあるのだろうけど、
マスク2枚とか、
30万円の支援とか、
10万円支給とか、
私はそこに、愛しか感じないんだよね。
