さいきん全然風引かないなと思ってたら、

胃腸風邪らしきものにやられたみたい。

 

イマイチ士気が上がりません。

とほ。

 

治ってきてるけど、

体がウイルスと闘ってる感じがします。

 


いつからか、

風邪をひくのが怖くなくなりました。

 

20代の頃は、体力も免疫力もなくて、

30代であの手この手で体質改善して、

自分の体に自信がついてきたというか、

体とのコミュニーションが深まってきた感じ。


何かあっても、体が全力で治してくれる。

と信頼しているのだと思います。

 

そして、

仕事を休める環境に変えたことも大きい。

 

忙しくて休めない仕事についていた30代前半、

風邪をひくのが怖かった。

 

具合の悪い体を抱えて、

仕事に行くのが辛かったから。

 

体がしんどい時に、仕事に追われて、

早起きして、遅くまで残って、家事をして、

電車に乗って通勤するのって、

ほんとうに辛い。


 

常に常に、


体を壊しませんように、

風邪をひきませんように。

 

と恐怖と共に、願ってた。

 

 

そうやって

一生懸命働くのが当然だと思ってたし、

人間関係的にも、休みをカバーしてもらうのが難しかったので、そうなっちゃってたんだけど、

 

その環境を変えなくちゃ、と

決心したのは、

 

 

乳癌検査でひっかかったとき。

 

会社が検査費用をカバーしてくれてたので、

毎年、気軽に受けに行ってたんだけど、

ある年、ステージ4でひっかかった。

 

 

その結果を受け取ったとき、

最初に思ったのは、

 

 

ああ、これで休める。

 

 

だったの。

 

 

ホッとしたの。

なんなら、嬉しかったんです。



それで、

 

あ、これは私、ヤバイ。

 

とそんな反応が出た自分にショックを受けた。

そして、現実的に、環境を変えることを静かに決心した。

 

そして、その2年後くらい、

色んな事が起きて、

退職することになって、

 

次は、体調悪い時に休める環境で働きたい

ということを最優先にして、現在のポジションを手に入れた。

 

 

体を酷使して頑張る癖は、なかなか抜けなかったけど、少しずつ、体調が悪いときに休む練習をして今に至る。

 

一応、普通の組織なので、

なんでもかんでも休めるということではなくて、今でも、完全に体の声だけを聞いていられる訳じゃない。

 

でも、そうやって、体優先の生活を追求していくうちに、


風邪をひくのは、怖くなくなった。

 

家で休んでいられるのなら、

むしろ、楽しいくらい。

 

いつもと違う体の状態で、

体が熱くなったり、めちゃくちゃ眠くなったり。

 

痛みが伴うときは、苦しんだり、うめいたり、泣いたりするけど、

それでも、そこに、恐怖はあまりない。

 

動けないときに、働かなきゃ、

 

という強迫観念がなくなってきたから。

 

そして、そうなると、

薬で早く治さなきゃ!

 

と焦ることもないので、

なるべく自分の体の力だけで治る

 

という体験を重ねていったら、

 

ちゃんと体が治してくれる

 

と信頼できるようになった。

 

(どこまで体だけに任せるかは、状況によりますけどね)

 

 

あ、そして、

その、生活を変える決心をした、乳癌検査の結果は、その後、専門の大きな病院で再検査を受けに行ったら、どこにも病床は見当たらなかった。

 

おかしいね、

と超音波でも、マンモグラフィでも、

触診でも、丁寧に見て下さったのだけど、

ステージ4という結果がついた何かは見つからなかった。

 

 

最初に検査した人の見間違いだろう、

という結論になったのだけど、

ステージ4にもなるようなものの間違いなんて、するのかな。



 

事実はどうだったとしても、

私は、このときの不思議な検査結果を、

体が送ってきたサインだったと思ってる。

 

 

それを私はどこかで知っていたのか、

再検査を受ける前から、


間違いなんじゃないかな

 

と感じていた。

 

もちろん、再検査で問題無しとなったときは心底ホッとしたけれど。

 

その結果を母に電話したら、

お母さんは泣いてた。