どんなに明るくいようと思ってても、
どんなに陽気を装ってても、
人生って切ないものですね。
以前、失恋から回復していくとき、
キーパーソンになった男性がいるのですが、
夕方、帰宅途中、
その人と偶然会いました。
最近、連絡を取ってなかったんだけど、
もうすぐ母国に帰るらしい。
近づいたり、喧嘩したり、なんだかんだありましたが、彼とぶつかることでその時に立ちはだかっていた、影の圧力的な壁をぶち壊して突破していくことになったみたいな、そして、彼が本来持つ優しさがそれを受け止めてくれたみたいな、私にとっては、大切な人です。
彼自身は知らないと思うけど、
彼のエネルギーの結界に、
私が当時、本当に恐怖を感じていた暴力的なエネルギーから、確かに守られていた。
会っていなかった間、彼は苦境を味わっていたみたい。
実は、そのことは私は知っていて、
彼が救いを求める目をして会いにきたとき、突き放したんだよね。
彼が見たくない真実を、グサッと刺して。
見たくない真実を、誰かに言ってもらうこと。
私の周りには、ときどきそれを求める人がやって来ます。
自分以外の誰かを通して真実を見ようとすることは、最大の依存だと思っています。
相手の目にそういった依存を見たとき、大抵は、面倒だから逃げちゃうんけど、
逃げられないな、と思ったときは、スパッといきます。
私を鏡にして真実を見せてあげることは、
私にとっては、愛情です。
そこを超えてしか、進めないのを知ってるから。
それに、真実のナイフを使うのって、
すごくエネルギーがいるんだもん。
でもそういう愛情は、
まぁ、伝わらない。笑。
伝わらないことも含めてそのナイフを使うので、日常でこういうことをするのは、魂の触れ合いを感じた相手だけです。
彼とは行く道がちがう
ってことは、ずいぶん前からわかっているんだけど、ある時期、魂のつながりを感じた人と、
この別れのあとは、もう二度と会うことはないんだろうなぁ
と思うと、
時間の流れって、生きてるのってなんて切ないんだろう。
どうして、あの安全で暖かかった場所のままいられないんだろう。
と不思議でなりません。
これは、家族も同じ。
お父さんも、お母さんも、お姉ちゃんも、妹も、可愛い可愛い猫も、いつか、お別れになる。
切なすぎるんですけど!
今まで、この切なさが辛すぎて、
なるべく感受性レベルを低くして生きていきたいって思ってた。
そんなもの見ないですむ、鈍感な人に憧れてたの。
でも、もういいや。
切ない人として生きていこう。
悲しみも、暗さも、切なさも、
美しさに変えていこう。
