近所の温泉に行って、湯船に浸かってたら、
やっと首が座ったくらいの赤ちゃんを連れた女性が入ってきた。
そんな小さい赤ちゃんを!?
って、少なくとも私は驚いたし、
(だってふだんはオムツだよね、
うーん、いいのかな。。?ってね)
そんな小さなときの赤ちゃん特有の
神々しさというか、愛らしさで、
その場のみんな、目を引かれてたら、
しばらくして、
その母子の近くにいたおばちゃんが何か話しかけて、赤ちゃんを預けて、お母さんは、洗い場に行った。
たぶん、
赤ちゃん見といてあげるよ、体洗ってきたら?
とかって、話しかけたんだろうね。
そして、全員の胸の内は分からないけれど、
お母さんが洗い場に行ったあと、
預けられた赤ちゃんを、その場に居合わせた、元・お母さん達はみんな、微笑ましく嬉しそうに見つめてた。
お母さんがいない間、
しっかりこの子を守らなきゃ
っていう、静かな責任感と一緒に。
赤ちゃんは、その預けられた人にも、
そのまた隣の人にも、ニコニコして、
みんな幸せになった。
小さな赤ちゃんを公共のお風呂に連れて入るってことの是非は置いといて、
今日のその場は
なんだかとってもおおらかな愛に満ちてて、
世の中の「お母さん」たちがその手で受け止め、毎日、育んできたものの姿を目にした気がした。
怒りっぽいお母さん、
ヒステリックなお母さん、
呑気すぎるお母さん、
色々失敗しちゃったお母さん、
元気すぎるお母さん、、、
あらゆるタイプのお母さんがこの世界には存在して、存在し続けてきたんだろうけど、
みんな、この、
「粗相」とセットの赤ちゃんを
受け止めて、ニコニコしながら育ててきたんだね
太古の昔から。
って思ったら
なんだか感動しちゃいました。
みんな、見ず知らずの人にまで、
全てを受け止められて、
育ってきたんだね。