K-popアイドル防弾少年団(BTS)に恋に落ちて、1週間ちょっと。
ずーっと、動画を見続けていました。
BTSに興味ない方には、ふーん
って感じだと思うのですが、
何かにこれほどに夢中になるときって、単にファンになるという事を越えて、「目覚まし」が鳴ってると思っていて、
BTSを好きになる前と後では、すでに別世界。。以前の自分が思い出せないほどです。
そんな訳で、彼らの動画をひたすら見て、
それってつまり、彼らのエネルギーをダウンロードしていってたのだと思いますが、
そのダウンロードを通して、私の中のブロックが次々と外れ、目が覚めていく日々だったので、もう少しだけ書いてみます

まずね、
過去にこれほどに何かのファンになったのは、14歳のときマイケル・ジャクソンを好きになって以来で、始めは、今回と何の繋がりもないと思っていたのですが、
BTSを知っていくと、
マイケルファンだった私がBTSを好きになったのも、全然不思議じゃなくて。
キレキレのダンス。歌のクオリティ。
ラップと音楽のコラボ。
爆発的なエネルギー。
時代の先駆者であること。。
そしてそして、
白塗りの顔!!
というか、美しくメイクされた顔。
赤く塗られた唇。
男性がメイクをしてパフォーマンスをしていること。
ここにね、ゾクッとするポイントがあるんですよね。
それが、何なんだろー
と考えていました。
ふだんの生活の中では、
私は男の子らしい男性が好きです。
コレと決まった好みがある訳じゃないけど、
(あっても、現実に恋に落ちるときは関係なくなる)
獣っぽい人が好きかなぁと思います。
優しい獣が好きだ

髭とか、でっかい筋肉とか、
私が持ってないものを見ると、
おおぉ
すげぇ。
と感心する。笑。
で、BTSのメンバーのスッピンの姿を見ると、ちゃんと男の子で、
うんうん。良いね良いね

と思うんだけど、
やっぱり、メイクをした途端、
ゾワっ
とトリハダ立つほどに、
惹き付けられるのですよ。
あの惹き付けられる感じが何なのか。。
と考えてて
普通に「男の子」にときめくのと違うんだよね。
男性がお化粧をすることで生み出す色気
って、歴史的にも、女形とか、
そのパワーは芸事に利用されてきてるし、
その逆パターンで言えば、
宝塚になるかな。
女性が男性を演じることで、
現実の男性とは次元の違う色気を出しているという。
って考えてるとね、
メイクをする男性を見て、
惹き付けられるのは、
やっぱりそこに、「自分」を見てる
のだと思うのです。
あれだけ大きく心が動くのって、
「自分」に対して以外にはないと思うんだ。
BTSのメンバーの子達は、おそらく元々は普通に男の子で、
実際、デビュー前はハードなラップやヒップホップで活躍してた、雄々しい男子もメンバーにいる。
「アイドル」として売り出すことに葛藤もあったらしい。
その彼らの葛藤と、「アイドル」としてやっていく覚悟を決める過程は、そのまま、
男の子が、自分の中の女性性を受け入れ、愛でる挑戦の過程だと思うのです。
それがどんなに大変なことか。
そして、今、ステージに立っているのは、
女性性と男性性が見事に合体された姿
なのだと思う。
BTSのファンになってから、
自分のエネルギーが大きく変わったなと思ってて。
自分のブログ読んだだけでも、そこに流れてる空気が以前と違うなって思う。
BTSに出会ってから、急激に、あらゆる事が、自分の中で許可されていったんですよね。
ドミノ倒しみたいに、パタパタパタと。
こんなに自分を好きになっていいんだ。
こんなに自分を可愛くしていいんだ。
こんなに誰かを魅了していいんだ。
こんなに、自分のままでいていいんだ。
って。
こないだから、自撮りの写真を連続して載せていますが、去年の冬頃までは、私、自撮りなんてとても出来ない人間だったのです。
それを少しずつ許していって、
時々、自撮りできるようになっていって、
今、急速に、自分を愛でることができるようになっています。
メイクしたアイドルに対して、
私たちは、多くの女性ファンは、
自分の本来の姿を見てるんじゃないかなって思う。
こんなに綺麗になれるよ。
こんなに大切に扱われていいよ。
こんなに色っぽくていいよ。
っていう。
アイドル=自分の姿
だと思ったのには、もうひとつ理由があります。
以前、私、インスタライブしてみたのですが。
誰も見てなくて、別にそれでも良くて、自分のためにやったんですよね。
八木さやちゃんとかがやってるの見て、やってみたくなったの。
で、
ひとりで喋って、
自分で後で見た。笑。
そしたらね、後で自分のインスタライブ見てると、ものすごーく!自分が愛しかったのですよ。
もっともっと、
自分にダメ出しばかりになるかと思ったら、
な、、なんて可愛いの!!
という衝撃で、自分に釘付け。笑。
動画の中で、自分が笑うと、
あ~


笑った笑った


って、まるで赤ちゃん見てるみたいで。
あぁ、また笑ってくれないかなぁ。。
なんて愛しく見てた。
この予想外の感覚を知っただけで、
インスタライブしてみて本当に良かったと思う。
その時の感覚とね、アイドルに惹き付けられる感覚が、同じなんです。
そして、その引力は、
あれほど魅力的なアイドルと比べても、
ひとりで地味にインスタライブしてた自分を見てる時の方が、よほど大きいの。
だからね、
大好きなアイドルに惹き付けられる力はそのまま、あるいはもっと大きく、自分を好きになれる力なのだと思います。
そして、BTSとファンとの関係が、
愛に溢れてて、驚いたのだけど、
そんな、真っ当な愛のエネルギーの交換で、世界中にファンを増やしていて、
彼らが消耗されずに生き延びていることは、
彼ら自身が、「自分」の軸から外れない挑戦をしながら、自分の中での男性性と女性性の調和を図ってきたからなのだと思う。
(マイケルは、そのコアの所が完全にずれてしまって、消費され尽くしてしまったのかもしれない)
単なるアイドルのファンになった
ところから、大袈裟な話をしているようでもありますが、、
お釈迦様もさ、中性的じゃない?
昔、京都の三十三間堂に行ったらね、
たくさんお釈迦様?の像が並んでるんだけど、
髭が生えてるのに、ちょっと胸が膨らんでたり、
中性的な像のオンパレードだったの。
やっぱりね、
何かあるのよ。答えがそこに。
