日常 という名の現実
神のいる生活と いない生活 (思考による)
楽しいか
楽しいさ と応えるのは大抵いない側
人を困らせたり 泣かせたり 困惑させたり 嗚咽させたり
(大体おなじか)
さらには痛めつけて傷をつけたり
持ち物や 時間 果ては勝手に命も 尊厳も奪う
そもそも誰のものかなんて考えない 知らないがゆえに
真面目に生きている 生きようとしている
善良な人間に 取り返しのつかない 元には戻れない (だろう)
ことをしでかすのも人間 しかも自分ではない他人に
楽しいか 楽しいさ
……
された側は楽しくないんだよ そこでわかるべきを と聞きかけ
「知ったことか 自分じゃあないもんね」 とうそぶく
だから 目には目を 歯には歯を
そして孤独の軋む音がする それはいくら耳を塞いでもダメなんだ
「なにになる?」 人間だけが 何かになれる