孤独という快楽
一昨年義弟が逝ってから、和多志はひとりが心地よくなってきた。元々たくさんの人の中にいるのが苦手なのでその傾向がさらに拡大している。唯一無二の親友だった夫がいなくなりお互いひとりが好きな義弟と年に数回の飲み会も無くなってしまった。義弟がいなくなった直後はこれからどうしようと不安になったものだが今ではほとんどひとりで過ごしている。周りにお一人の知人は何人かいるが皆親の兄弟がいたり、同期の友人が近くに住んでいて気にしてくれたりと和多志とは状況が違う。でも人それぞれ幼い頃から訳のわからぬ孤独感はあったので平気である。気を利かしたつもりで構われるのが一番嫌だ(笑)かといって誘われたら宴会も参加する。今月も同期が泊まりにくる。それなりに社会生活は怠っていないつもりだが至福なのは1人の時間。自分がこうなるとは不思議である。