リベラの「毎日、寄り道」

リベラの「毎日、寄り道」

毎日の仕事も、毎日のプライベートタイムも、
みんなみんな「愛すべき人生の寄り道」

 乾いた大地を見下ろしながら無事にマドリッドの空港に到着。さすがに12年前の記憶はうつろ、こんな感じだったかな…なレベル。入国審査の所で偶然再会した友人とは別れ、私達は荷物を預け荷物を取りに行く流れとなりました。

 空港が大きいのか何なのか、預け荷物受け取りコーナーへは空港内を走る電車に乗らなければならず「これ大丈夫なの?」と不安が募りました。12年前はどうだったのか友人に訊かれましたが、あの時はバックパックだったので預け荷物は無かったのであります。

 もちろん電車は大丈夫どころか、それに乗らなければならず、着けば既にカタール便の荷物はグルグル回り始めていました。

 

 無事にスーツケースを受け取り、空港バスに乗ってマドリッド中心部へ向かいました。市内へ行きたいのに、間違えて長距離バスターミナルへ行ってしまったのはご愛嬌。スタッフでなく、清掃関係の女性に市内行きのバス停を教えてもらいました。大きくは合っていましたが、ちょいちょい間違え発覚。でもどうにか正しいバス停で待っていたら、2組の日本人女性達が「ここで合ってますか?」みたいなことを訊いてきました。彼女達も教えてもらったバス停が違っていたらしく、不安だったそうです。また別の子は「黄色いバスって書いてあるのに青なんですね」とポツリ。皆、少しずつ違った情報に翻弄されていたようです。

 

 ノリの良い運転手さんのもと、40分位乗ってマドリッドの交通の要・アトーチャに到着しました。12年前もこのバスでアトーチャまで来ました。アトーチャに着く手前あたりから「あーそうそう、そうだった…」「あ、あそこのディスプレイは流石にに変わってる」「あ、この小さい広場を入った所に泊まったんだよな」等々懐かしさでいっぱいでした。

 

 無事にアトーチャ駅に到着し、ホテルを目指しました。私一人だったら地下鉄を乗り継いでしまうけれど、友人にはスーツケースを持って地下鉄に乗るのはハードルが高いらしく、タクシーで移動することにしました。

 長蛇の列で一体どのくらい待つのか、私はそこに疲れを感じてしまいましたが、それはある種の取り越し苦労。タクシー乗り場で乗客をきれいに振り分けてくれるおじさん(スタッフです)が居て、あれよあれよと言う間にタクシーに乗れてしましました。あの乗客さばきは見事。

 

 タクシーは勿論ぼったくることもないし、クレカOKだし、何よりも運転手さんがササッとスーツケースを積んでくれるうえ、とても感じが良かったです。これは最終日バルセロナまで全員そうでした。素晴らしい!

 

 家を、羽田を、日本を発ってからどのくらいでしょう。無事にホテルに到着しました。さあ、これからが本番です。