一時小康状態だったギリシャ、そもそも問題先送りしただけだったので、こうなることは目に見えていたわけです。
そういう意味では驚きは少ないのですが、ユーロ離脱が公然と話題に上って来たのはちょっと意外でした。
もしかしたら紙幣印刷時間を稼いだのかと勘ぐってしまいますね。

ギリシャがユーロを離脱したら、元の通貨に戻るわけで、そうなったら暴落は確実ですからね。
ユーロ建て債権は回収の見込み無しとなってしまうだろうなあと思うわけです。

まあでもそれが市場原理なんじゃないのと思いますが・・・
厳しいものですね。


このままギリシャ救済を続けていけば、借り手のモラルハザードが起きそうですね。
どうせつぶせないんだから借りまくって返さないでおこう、というやつですね。

かといって、ユーロ離脱させれば、スペインやイタリアの人々は、今のうちにユーロの現金に変えるでしょうしね。
そうなればいわゆる取り付け騒ぎになっちゃうわけです。

なんとも八方塞がりな感じがあります。



一番いいのは、ギリシャがバンバンお金を稼いで、借金を無事返済することなんですけどね。


遺跡を売るとかはタブーなんでしょうかね?
国有地を売却するとか。
昔は戦争によって領土の取り合いをしたわけですが、今は金融によってそれがなされるのかもしれません。