世界大学ランキングなるものが発表されたそうです。
タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education)なる教育専門誌が出しているランキングで、その名が示すとおりイギリスの新聞「タイムズ」が付録で出していたものから独立してできたものです。

同一分野の研究者の評判に重きをおいてランキングしているそうで、人の評判というなんともアナログなところに判断基準の一部があるところが、意外な感じがあります。もっと客観的な数字を使っているのかと思っていました。

大学のランク付けというのは、今回発表されたタイムズ・ハイアー・エデュケーションによるもの以外に、いろいろあるようです。

しかし、そもそも、こういうランキングにどれだけの意味があるんでしょうか?
ましてや1位と2位にどれだけの差があるんでしょうか?

ただの話題作りなんじゃないかと思います。

また同時に、人間ってこういうランク付けが好きなんだなあと思う次第です。おそらく、こういうランキングが結構読者に受けたんじゃないかと想像します。そして付録扱いだったのが1人前の扱いになり、こうしてニュースにもなるわけです。

正直な所、こういう何をランキングしているのかよくわからないものを出すよりも、単純にネイチャーへの論文掲載数ランキングだとか、論文引用ランキング、予算ランキングとか学生数ランキングなどなど、客観的な指標でのランキングのほうがずっと意味があるように思います。

そういったものなら、何について順位付けしているのかが明確ですから。