そんなわけでSamsung製の重くて大きなブラウン管テレビを車の後ろに積み込んでリサイクル所を探して辺りを走っていた。
周りは物流や工場ばかりで茶色に焼けた空の下がよく似合う光景であった。
座席の横には先ほど郵便局で受け取ったリサイクル券。だがしかしさっきから同じ所をグルグル回ってばかりで一向に辿りつけない。
時間はまだ大丈夫だろうか、と心配しているとふと記憶にある地図とリンクした通りに入った。
そしてそこにはなんの飾り気もない倉庫があった。横にはリサイクル引き取り所の看板。なんとも言えぬ荒廃感が漂っている。
ようやく着いたのだと心を撫で下ろし、車をとめるとすぐに少し背の低いがっしりした若い男が出てきた。
「ここが、テレビとかを引き取ってくれるところですか?」
「はい、そうです」
テレビを渡すと男は慣れた感じでそれを運んでいった。
そしてリサイクル券を渡して控えをもらう。事は全て終わった。
これで今日から邪魔なテレビのない生活が始まるのだと心を踊らせて帰路についたのだった。
といった感じでね、一大イベントやりとげました やったーーー!
うれしさのあまりブログ書いちゃったよ