🏥 Dr.CoC夫のアドバイス 🏥
新型コロナウイルスの感染者数が
再び増加しています
その一方で
幸いにも重症化する方の数は
増えていないようです
その理由については
様々なことが言われていますが、
一般的な原則から考えると
私達の身体の免疫力は
“冬には低くなり、夏には高くなる”
というのが主な理由でしょう
免疫力の季節変動は
日照時間とも関係があるようです
また、漢方では『冬病夏治』
という言葉もありますね
呼吸器系の感染症は特に
冬に重症化しやすい傾向が
あります
なので
勘違いしないで欲しいのです
重症化する方の数が少ないのは
新型コロナウイルスの力が
弱まっているからではありません
今の季節は
私達の免疫力が高まっているので、
あたかもウイルスの力が
弱まっているように見えるだけです
つまり問題は・・・冬
その冬までに
有効なワクチンや治療薬の供給を
間に合わせるために、
多くの研究者の方々が
懸命に頑張ってくれています
しかし
有効なワクチンや治療薬が
冬までに間に合うかはどうかは
まだまだ確信は持てません
また
冬までにウイルスの力が
弱まってくれればいいのですが、
それさえも予想がつきません
ですから
結局のところ頼りになるのは
自分自身の免疫力ということに
なります
さて
中国の春秋戦国時代以来の
医学論文の集大成として、
漢の時代に成立した
『黄帝内経』という書物があります
それによると、
「夜は臥し早く起き、
太陽の日差し厭うことなく・・・。
これは夏の気に応じて
夏の働きである長を養う道である。
これに逆らえば、心を傷め、
秋に咳の出る病になりやすく、
秋の収を
身に受けることができにくい。
冬になって
病を重ねることになるだろう。」
と書かれています
冬になって
病気にならないためには
夏の過ごし方が大事ということです
つまり
冬の免疫力を決めるのは
夏の養生次第
冬になってからでは
間に合いません
ですから、今の時期に
この記事を書くことにしました
今年の夏の過ごし方が
冬の運命を
左右するかもしれません
では、どうすれば良いのか
続きは【後編】で