セントジョンズワートのチンキが
仕上がりました
漉してガラス製の遮光ビンに
入れて保存します
6/12
フレッシュなセントジョンズワートで
チンキの仕込み開始
1日に1回ビンを揺すって
アルコールと薬草をよく馴染ませながら
2週間漬け込みました
赤い色素がよく出ています
ガーゼやコーヒーフィルターなどを使って
チンキを漉してみます
わぁ〜〜
綺麗に色が出てる〜〜
セントジョンズワートは
メディカルハーブの中でも
最も研究が進んでいるハーブの1つ
軽度から中程度の鬱症状に有効とされ
治療法のひとつとして
世界的に認められているハーブです
セントジョンズワートとは
キリストに洗礼を受けた
『聖ヨハネ』のこと
聖ヨハネの誕生日とされる
6/24頃、太陽の力が
最大になった時期に収穫すると
最も治癒力が高いとされ
「サンシャインサプリメント」
とも言われるハーブです
鮮やかな黄色の花を
指で潰してみると
赤い色素が浸み出します
この赤色色素が
代表成分のヒペリシン
脂溶性成分のヒペリシンが
アルコールによって抽出されるため
セントジョンズワートのチンキは
赤色になるんですね
ちなみに脂溶性成分は
水には解け出しません
試しに
フレッシュなセントジョンズワートを
ハーブティーにしてみましたが
ヒペリシンはやはり抽出されないようで
赤色の色素は出てきませんでした
赤みのある暖かなチンキの色合いが
示すように
セントジョンズワートは
様々な精神的な苦しみを
包み込むように和らげてくれます
悲嘆や絶望、恐れなどからくる
抑うつ状態に陥った時には
心の霧を晴らして
軽やかな気持ちや楽しい気持ちを
もたらしてくれるでしょう
チンキ剤は外用として
古くは十字軍の遠征の際
止血剤としても用いられていました
日本では
貝原益軒の『大和本草』に
止血の効用が残されています
軽度の外傷、擦り傷、やけど、筋肉痛など
局所の損傷に対しては外用が有効です
セントジョンズワートの
水溶性成分と脂溶性成分を
余すことなく取り入れるためにも
チンキ剤はとってもおススメです
スポイトキャップをセットしておけば
使いたい時を逃さずに済みますね
飲みたい時に
ハーブティーやお好きなドリンクに
滴下するだけ
また
消炎、鎮痛作用があるので
軽度のキズや火傷に
そっと塗ってみましょう
フレッシュハーブでチンキを作る際は
アルコール度数90度以上のものを
お選び下さい
ウォッカなど
飲用として販売されているアルコールで
抽出すれば
飲用、外用両方に使うことができます
ドライハーブでのチンキ作りは
アルコール度数40度のものから
作ることができます
用量は
5〜30滴を1日1〜3回まで
冷暗所に保存しておけば
1〜2年はご使用頂けます
季節性の感情障害や
更年期障害による不眠にも
おススメです
太陽の光が短くなる冬の時期に備えて
今から準備しておくと
気持ちにも余裕が生まれそうです
注意として
ヒペリシンには光感作作用があるため
日中の大量摂取には
気をつけて下さい
また薬物相互作用としては
薬物代謝酵素を誘導し
お薬の効果を減弱するとされています
特に以下の薬剤との併用には
注意が必要です
抗HIV薬、強心薬、免疫抑制薬、
気管支拡張薬、血液凝固防止薬、
経口避妊薬などを服用の方は
ご使用をお控え下さい
冬の時期への備えとしては
免疫賦活作用、
抗ウイルス、抗菌作用を期待して
花が咲いた頃のエキナセアでも
チンキ作りを
したいと考えています
私もスピリタス追加購入しなきゃ
明日はCoC夫の
胃と大腸の内視鏡検査
ちょうど1年前の今日
内視鏡検査の結果
大腸がんの宣告を受けました
正直やっぱり落ち着かない。。
今晩は
セントジョンズワートのチンキに
お世話になって
休みたいと思います