カカオの木の種子の部分（カカオ豆）を
発酵させローストした後に
砕いただけのものをカカオニブといいます
世界中で愛されている
チョコレートの原料です
チョコレートのなんとも言えない香りに
とっても癒されます
カカオの木は
アオイ科に属する常緑樹で
中南米の熱帯雨林が原産地
3000年以上前
メキシコのオルメク文明から
栽培が始まったとされています
学名『 Theobroma cacao 』
属名の［Theobroma］とは
ギリシャ語で
『神の召し上がり物』という意味で
聖なるものと見なされていました
カカオの実ってこんな風に
木の幹にできるんですって
高さ6メートルほどの木の幹にできる
この楕円形の実
なんと約30センチもの長さにまで
成長します
なかなか迫力ありますよね〜
カカオには
強力な抗酸化作用、抗炎症作用の
フラボノイド類
（一般的にはポリフェノールと言われる）や
一価不飽和脂肪酸の
n-9系 : オレイン酸
そしてステアリン酸、パルミチン酸という
飽和脂肪酸が含まれています
これらが複合的に働き
血液中の
悪玉（LDL）コレステロールを減らし
善玉（HDL）コレステロールを増やす
それにより血圧を下げて
心臓病のリスクを抑えるとされています
チョコレートをひと粒食べるだけでも
満たされた幸せな気分になるのは
含有成分の
テオブロミンやカフェインによる作用
気持ちを高揚させ、脳を活性化
疲れた脳と身体を癒してくれますね
コーヒーと同じ覚醒作用があるので
質の良い睡眠を得るためにも
夜に摂取するのは控えた方が
良さそうですね
当時のオルメク族、
後のマヤ族やアステカ族は
カカオ豆を発酵させて
飲み物として摂取していたと言われていて
1500年代初期のスペイン人によって
ヨーロッパに持ち込まれたカカオは
やはり健康飲料として大流行を遂げます
植物誌や医学書には
貧血や発熱、気管支炎、結核、疲労、
通風、炎症、腎機能障害などの
治療薬として用いられた記載が残っています
確かに
現在のようにお砂糖や添加物たっぷりの
スイーツとしてのチョコレートやココアだと
美味しいと感じるけれど
せっかくのカカオが持つ作用は
台無しになってしまいますよね
カカオニブはそのままポリポリと
食べることもできます
当然ですが甘みは無く
ダークチョコレートの様な
苦味と渋みが特徴的です
人によってはヨーグルトに入れたり
シリアルに混ぜたり
サラダのトッピングにしたり。。。
私はせっかくなので
ハーブ達とのブレンドに挑戦してみます
ココアではなく
ハーブティーとして摂取したい
〔 
カカオニブティー 〕
カカオニブ
ルイボス
オレンジピール
イメージしたのは
「 ORANGE （オランジェ）」
今年は暖冬の影響で
例年よりかなり暖かい日々ですが
とはいえ
暦の上ではいよいよ大寒を迎えます
体を温める作用のある
ルイボスとオレンジピールとのブレンドで
まるでオランジェを噛んでいる時の様な
チョコレートの甘い香りと
オレンジの爽やかな香りが鼻を抜ける
ポカポカと暖かいティータイム
と〜っても癒されました
カカオとの相性が良い
カルダモンやシナモン、
ジンジャーやグローブなどの
スパイスを加えることで風味も豊かになり
身体を温める作用は更にパワーアップ
しちゃいますね
カカオニブだけをティーカップに入れて
暖かいティーを注ぎ
一緒に食べてしまうことで
よりカカオの香りと風味が
楽しめると思います
ハニーナッツを作ったので
一緒に
ハニーカカオニブも作ってみました
これがとっても美味しい
暖かいお飲み物と一緒に
癒しのひと時におススメです〜
ポリフェノールと言えばワイン
抗酸化作用による
健康効果があまりにも有名ですが
一説によると
カカオの抗酸化作用はワインの数倍とも
言われているんですって
『神の召し上がり物』と
古代の人たちが珍重してきたのも
納得ですね
日本にチョコレートが
初めて入ってきたのは江戸時代後期
ということは
江戸回帰の法則的に考えて
もしかしてNG食品
という事で
CoC夫に確認したところ
ギリギリセーフだとのこと
ただし甘みの強い
チョコレートの摂取は
ほどほどにしましょうね
🏥 Dr.CoC夫のひとこと 🏥
例えば味噌の場合、
『手前味噌』は江戸回帰になりますが
『スーパーで購入した味噌』は
江戸回帰になりません
だから
カカオが高濃度に含まれていても
市販のチョコレートは・・・
微妙ですね