閉経を機にリスクが高まる

『骨粗鬆症』

 

高齢者の病気という認識で

まだまだ先のことだからと

思っていませんか?

 

骨がスカスカになって

骨折しやすくなる骨粗鬆症は

一般的に痩せ型の高齢女性に

発症が多いとされていますもやもや

 

痩せ型の場合

支える体が重くないため

太り気味の場合よりも

もともと骨が頑丈になりにくいのに加え

 

閉経を機に骨を丈夫にする作用のある

女性ホルモンの分泌が

急激に下がることが

関係してきますアセアセ

 

ところが

骨密度が高く

一見骨が丈夫そうな方や

骨密度を高める薬物治療をしていても

骨粗鬆症による骨折が

見つかることがあります注意

 

つまり

骨密度(量)= 骨強度

ではないということなんですNG

 

骨強度に必要なのは

骨密度(量)+ 骨質

 

が骨折予防に大変重要になります上差し

 

鉄筋コンクリート製の建物を

人の骨として言い換えてみると

 

コンクリートの強度が

下矢印

骨密度(量)

水増しコンクリートなどで

スカスカな状態だと

建物の強度は悪くなります

 

 

鉄筋コンクリートの建物の中で

支えの役割を果たす鉄筋部分の質を

下矢印

骨質

支柱が弱いと建物全体が

とても不安定になりますよね

 

 

人の骨の鉄筋部分「骨質」に

大きく関わってくるのが

コラーゲン繊維

 

コラーゲン繊維の質の良し悪しが

骨質を決めるキーワードになるのです!

 

コラーゲン繊維の質を落とすのが

このブログでもよく登場する

病気と老化の原因

最終糖化産物(AGEs)と酸化ストレス

 

もう耳にタコができちゃうぐらい

登場していますよね笑い泣き

 

最終糖化産物(AGEs)は

酸化ストレスや血糖値の高い状態が

続くと生じるもので

高血圧や糖尿病、動脈硬化、脳卒中などの

生活習慣病の方は

骨密度が高くても

骨折しやすいとされていますガーン

 

 

コラーゲン繊維は

コラーゲン分子が束になって存在し

隣り合った分子は善玉架橋によって

秩序正しく強力に結合することで

適度な弾力を保ちながら

骨の強度を高めますが

 

酸化ストレスやAGEsにより

悪玉架橋になってしまうと

束になっているコラーゲン繊維を

無秩序に繋ぎとめてしまう為に

骨が過剰に硬くなり

陶器のようにとっても

もろくなってしまうのですアセアセ

 

 

ではどんな対策ができるのか

ハーブと共に見ていきましょう目

 

 

クローバー骨粗鬆症対策ハーブティークローバー

 

 

 

 

 

ネトル (イラクサ科)

スギナ(トクサ科)

 

まずはミネラルの補給です骨

 

特にカルシウムなどのミネラルを豊富に含む

ネトルとスギナで

骨密度(量)= コンクリートの部分を

強化していきます筋肉

 

ブラックコホシュ(キンポウゲ科)

 

含有されている

イソフラボンのフォルモノネチンは

体内で女性ホルモンに似た作用を発揮する

フィトケミカルですサーチ

 

閉経に伴う女性ホルモン分泌減少を

調整してくれますので

骨密度の強化を助けてくれますウインク

 

 

骨質 = 鉄筋部分を強化するには

 

ホーソン(バラ科)

ローズヒップ(バラ科)

 

ホーソンといえば

「心臓を守るハーブ」として有名ですが

含有成分の

オリゴメリックプロアントシアニジン

(OPC)やカテキンにより

強力な抗酸化作用を発揮し

これにより結合組織を強化して

コラーゲン繊維の変性を抑制します

 

 さらに先ほど取り上げたスギナは

ミネラルのケイ素を豊富に含み

骨や軟骨の発育や

コラーゲン、エラスチンなどの

結合組織を強化し変性を抑制してくれます

 

ローズヒップに豊富に含まれる

ビタミンCはコラーゲンの生成を

促進するほか抗酸化作用も発揮しますチョキ

 

悪玉架橋の原因

糖化ストレス対策には

 

マルベリー(クワ科)

ローズマリー(シソ科)

レッドグレープリーフ(ブドウ科)

 

そして先ほど登場のホーソンも

糖化を抑制してくれます

 

マルベリーに含まれる

デオキシノジリマイシン(DNJ)は

食後の血糖値の上昇を抑え

糖尿病をはじめとする

生活習慣病の予防に役立ちます!

 

ローズマリーに含まれる

ロスマリン酸

レッドグレープリーフに含まれる

アントシアニンの

レスベラトロールは

強力な

抗酸化作用、抗糖化作用をもたらす

フィトケミカルですサーチ

 

 

 

以上のハーブ8種をブレンドしましたクローバー

 

 

 

 また

お魚に豊富に含まれるビタミンD3

卵や鶏肉などの動物性たんぱく質や

納豆などの発酵食品に含まれる

ビタミンK2は

骨芽細胞の機能を高めて善玉架橋を

増やし骨の強度を高めてくれます

 

同じビタミンK2でも

納豆などの発酵食品に含まれる

ビタミンK2は

半減期が長いので骨粗鬆症に

特に有効であるとされていますキラキラ

 

お魚料理と発酵食品

 

どちらもずっとずっと昔から日本で

食べられてきた伝統食ですね!

 

 

骨粗鬆症により

高齢者によく見られる骨折は

転倒時の大腿骨骨折と

脊椎の圧迫骨折

(腰が曲がっているお年寄り)

 

どちらもQOL(生活の質)を

著しく低下させてしまいますガーン

 

骨粗鬆症の予防は

若いうちから始める事で

高齢になった時の

QOL(生活の質)に

大きな大きな違いが出てきますハートブレイク

 

今こそ始めどき!!

 

早めの対策に

どうぞお役立て下さいませ照れ

 

 

 

🏥 Dr.CoC夫のひとこと 🏥

 

TomoCoCoの話をまとめると

骨粗鬆症は次の3つのタイプに

分けることができます

 

①低骨密度型

骨密度(量)低下

骨質正常

 

②骨質劣化型

骨密度(量)正常

骨質低下

 

③ダブルパンチ型

骨密度(量)低下

骨質低下

 

健常な骨と比べて

低骨密度型では3.6倍

骨質劣化型では1.5倍

そして

ダブルパンチ型では7.2倍も

骨折のリスクが高くなりますびっくり

 

 

骨と言うと今までは

カルシウムのようなミネラル

ばかりが注目されてきました

 

しかし実はお肌と同じく

コラーゲンも大事

 

このコラーゲンに

悪玉架橋が一度できてしまうと

悪玉を善玉に変えるのは

極めて困難なんですビックリマーク

 

だから

骨粗鬆症の予防は

今すぐ始めてくださいねウインク