宇宙エレベーターのような建造物を建設する可能性
宇宙エレベーターのような建造物を建設する可能性より低価格で安全に宇宙へ移動できるアイデアとして、宇宙エレベーターによる人や物資などの移動手段について新素材の開発などその実現性が専門家によって考えられているようですが、既に存在する技術や材料を用いた宇宙エレベーターのような建造物を建設することで実現できる可能性が研究者によって公開されており、宇宙への輸送コストをかなり抑えられる可能性があるそうです。宇宙エレベーターのような建造物のアイデアは、地球から宇宙へ伸びる塔のような軌道エレベーターではなく、月から地球の静止軌道上まで伸びているエレベーターの建造物で、常に地球側へ同じ面を向けている月だからこそ遠心力をある程度抑え、より安定的に地球へ伸びる構造物を固定させることで、月への輸送手段としてコスト低減に繋がるとのことです。これがもし地球から伸びていると1日に1回自転する地球の遠心力の影響により、構造物に負荷がかかってゆがんだり、破損してしまう可能性が考えられるのですが、約1ヶ月掛けて地球を周回する間、同じ面を地球へ向け続けている月ならば遠心力の心配が少なく、既存の技術や材料での建設も可能であるということから、月へ基地を造るなど月への人の移動や物資の輸送が頻繁に必要ならば、有力なアイデアになってくるかもしれません。ただ月の質量が軽くなりすぎると、月の存在自体が不安定になってしまう可能性も指摘されているようなので、利益が望める資源開発のために基地を造るとことには慎重になりそうですから、何か月へ行く大きな理由が存在すればありえるかもしれません。