ニュースで知らない人はいないと思うけど、パリではテロの被害は甚大だそうだ。
テロを実行したのはベルギー出身のIS関係者だと報道された。かつて旧ユーゴスラビアの内戦で余った武器が裏取引され、ベルギーのイスラム系の居住区に流れていった可能性が高いという。そこを拠点にパリが狙われたとか。
ユーゴスラビア内戦は当時のミロシェビッチ大統領が連邦から独立しようと運動を起こした国を弾圧し、イスラム系の住民も弾圧した。イスラム系の人々を収容した所はアウシュビッツ以上の酷さだったとか...。ミロシェビッチの悪名は10年位前のアメリカとイラクの国家元首と変わらない。
そして今も殺し合いや報復の歴史は繰り返されている。
犠牲になった人々のことを考えると心痛まずにいられない。様々な国から追悼の意を示す記事を見かける。
一つ疑問が生じた。
こんな殺し合いと追悼の繰り返しが何年か起きに繰り返し起こるのだろうか。
もう一つ疑問が生じた。
シリアや周辺ではパリ以上に人々が死んでいる。にもかかわらず、パリの被害が世界に大きく報道されている。
その現象に疑問を持つイスラム圏の人々は多いらしい。納得がいかない気持ちはわかる。
同じ悲惨さが、隠されているかのようだ。
二度と繰り返してはならない。という言葉を載せた記事もまた、よく目にする。
正論だ。けれども、もっと真実を突き詰めてこの言葉を使う必要がある。
何もしないことが正しいとも思わない。
しかし、追悼の意をフランスの国旗カラーでFacebook写真のカラーに載せるのは賛同しない。単なるその場の雰囲気で形骸的な善意を示したにすぎない。
露骨な言い方をすれば、フランス贔屓だ。
未だに続いているIS支配地域やシリアで弱者の人々が殺されている。北アフリカはリビアなどの国で政権が崩壊して以降、相変わらず殺し合いが続いている。人々が巻き込まれて死んでいる。
平和に暮らしたいのにもかかわらず、支配者の政略という勝手な理屈に巻き込まれて死を強制された人々に哀悼の意を示したい。
普通に生活できることを感謝するとともに、本当の事実をとらえるよう尽力し、殺し合いを減らすように考え続けたい。
