このお話は2013年月8日に別サイトでアップしたお話です。
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「おはよ~起きて!」
ん・・・
貴久の声?
あ、、、そっか。
昨日のイベントで買った、ボイスクロックだ、、、
なぁんだ・・・初日は貴久だったかぁ。
ちょっと、残念。
なんて思いながら、あたしは時計に手を伸ばした。
「起きろ!!起きてぇ~」
あたしは時計のボタンを押した。
そして・・・
あたしは目をつぶったまま、布団で二度寝・・・
「・・・起きて!」
あれ?
時計、、、
止めたはずなのに、、、
続いてる?
あたしはまた手を伸ばそうとした時だった。
あたしはその手を掴まれ、耳元で囁く声が聞こえた。
「・・・起きろよ?」
・・・・えっ?
あたしはハッとして目を覚ました。
『た、、、貴久?』
あたしに添い寝するようにして、貴久があたしの顔を覗き込んだ。
「・・・起きた?」
『・・・う、、、うん。』
「おはよ?」
『お、、、おはよ、、、』
昨日、イベントの打ち上げがあるから来れないって言ってたのに。
あたしの隣にいる彼。
『・・・今、何時?』
「うーん、、、朝の6時半過ぎかなぁ?」
『えっ?』
「今、帰ってきたの、、、ごめんね?起こしちゃって。」
そう言うと、彼はあたしのおでこにチュッとキスをした。
あたしは枕元の時計を見つめた。
すると、7時にセットした目覚ましが、鳴るわけもない、、、朝6時半。
『・・・さっきの声、、、これと同じだったね?』
「そう?」
『うん、、、だからあたし、時計だと思ったもん。』
そう言うと、彼はちょっと頬を膨らませた。
「ねぇ・・」
『うん?』
「もしかしてさぁ?初めての時計の声がオレで、、、残念とか思ったりしてない?」
ギクッ・・・
心、読まれてる?
そりゃ、、、大好きな貴久の声で毎朝起きらたら嬉しいけどさ?
ちょっと、、、
好奇心で、他のメンバーさんにも起こされてみたいっていうか、、、
あたしの様子に彼はもっと頬を膨らました。
「もーっ!!やっぱり、来てよかったよ!!」
『えっ?』
あたしの反応に彼は気がついている。
そして、あたしの頬をつまんだ。
「この時計で起きるのに、、、初日にオレじゃなかったらヤダもん。」
『貴久?』
「だから、、、先に起こしに来たの。」
そう言って、ジッとあたしを見つめた。
・・・その視線に、ゾクッとする。
「ねぇ、、、全部、聞いてみたんでしょ?」
『えっ?』
「誰に、、、起こされたい?」
吸いこまれそうなほど、まっすぐにあたしの目を見つめた彼。
・・・そりゃ、、、
メンバーそれぞれの特徴があって、よかったよ?
でも・・・
『・・・あたしは、貴久の声で、起こされたい。』
そう・・・
やっぱり、愛しい彼の声で、毎朝、目覚められたら幸せだよ?
「・・・ホントに?」
『うん。』
「・・・ホントに、ホント?」
あたしに言わせてしまったんじゃなかって思ったのか、
彼の表情が、ちょっと不安そうな顔に変わる。
そんな彼を見て、あたしはクスッと笑った。
『・・・そんなに言うなら、、、貴久の声じゃなくて、別の、、、』
そう言った時だった。
彼はあたしの唇にその先を言わせないよう、、、唇を押しあてた。
「・・・・・・・・それ以上言ったら、許さないよ?」
『・・・貴久。』
「・・・お前は、オレだけ、、、わかった?」
『・・・うん。』
あたしが小さく頷く。
そして、彼が優しく微笑んだ時だった。
-おはよーっ!お前の彼氏、、、
目覚まし時計が、、、鳴った。
しかも、、、なぜ、このタイミングで、このボイス、、、
あたしは恐る恐る彼の顔を見た。
すると、、、
「あーっもう!!!なんで、コイツなんだよっ!!!」
そう言って、あたしの目覚まし時計を叩いた。
『ちょ、、、壊れちゃうよ!!』
「だって、一番、聞きたくなかったんだもん!!!」
そう言って、頬を膨らます彼。
ほんと、可愛い。
『・・・でも、あたしは貴久の声が一番、、、好きだよ?』
「・・・・・・ホント?」
『うん、、、それに、あたしが好きなのは貴久だけ、、、ね?』
そう言って、彼をギュッと抱きしめた。
すると、彼もあたしをギュッときつく、抱きしめてくれた。
あたし、やっぱ幸せ者だ。
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こんばんは。
昨日のイベントでは、限定グッズ「ボイスクロック」が販売されました。
ブロ友ちゃんのおかげで、無事、入手できました。
ありがとう。
そして、今朝はまっすーの声で、おめざめだった、ふたばさんですw
明日は誰かなぁww
完全にランダムなので、ワクワクです♪