「ぼくの可愛い家族美紀ちゃん、誕生日おめでとう」
 勇次が美紀に言葉をかけた。
10月5日は美紀の十七回目の誕生日だった。
「広島と福島の絆が深まる事を願って乾杯」
 二人はコーラで乾杯した。
「ああ、美紀が可愛い」
 勇次は突然美紀を抱きしめた。
「美紀はぼくのもの」
 勇次は美紀の髪を撫で何ども口づけを繰り返した。
十七歳の男の子の情熱が炸裂したのだった。