明日の手話技能検定試験ですが、手話を、この試験のために
DVDだけで勉強してる人がいます。てか、ｶｲｼｬが、DVD（だけで）勉強させてるのです。
この試験って、そもそも「ｼﾞﾌﾞﾝは今どの程度できてるか」のレベルを知るためのもので
受験のためだけに勉強＝暗記して、ｼﾞﾌﾞﾝは何級がとれたってのは、違う気がするの。
そりゃーね、外国語習うのもそうだけど、単語たくさん知らなければ
いくら文法的なことがわかってても、会話の幅はひろがらないわけで。
だから、単語をたくさん覚える（暗記する）のも大事というのはわかるけど・・・
例えば「買い物」っていう単語がでてくるんだけどね。
「買い物」は、片手は、親指と人差し指で○をつくって（○＝「ｵｶﾈ」）、前に出し
もう片方は手のひらをｳｴに向けておき、「ｵｶﾈ」を前に出すと同時に手のひらは手前に引っ込める。
お金を払って、手のひら（のｳｴのﾓﾉ)を得た、というような表現なんだけど
では、たっくさん買いまくったときの「買い物」はどう表現するか？
これは、「たくさん」という手話と「買い物」という手話を合わせればいいわけじゃなく
お金払う＋ﾓﾉを得る「買い物」という表現を何度も繰り返すことで、「たくさん」を表すんです。
でも、DVDみただけでは「買い物」と「たくさん」それぞれの手話表現を覚えるだけに
なってしまうんですよね。そのほかにも、「○階」っていう表現。
今２階にいての「３階」をあらわすなら、ｳｴに上がる表現で「３」を表すけど
今５階にいての「３階」をあらわすなら、ｼﾀに下る表現で「３」を表すんですが～
DVDでは、いちいち、今どの階にいて、という説明はなくて、
例として、「（下の階から見た)2階」という一通りの表現しか収録されてないからさ
DVDだけで覚える人は、それが「階」の表し方だって誤解したまあ覚えちゃうんだよね。
それを補習で教えてくれればいいんだけど、各自DVDで学習するようにってなってるからさー
ﾅｯﾄｸ行かないわけです。
もちろん、これをきっかけに、手話をもっと勉強しようと思って
学習する人が増えればいいんだけど、ただの資格ﾏﾆｱみたいな人もいてさー
その人、明日同じ級を受けるんだけど、暗記能力すごく良いから満点狙ってるんだそうですが。
あこは、ｼﾞﾌﾞﾝの実力まんまをはかるべく、とりあえず90点を目指してこようと思ってます。