映画チャンネルで放送の「シン・タイタニック」をみた。
最新の技術で作り上げた見た目レプリカな
巨大豪華船タイタニックⅢ号で稼ごうと
タイタニック事故現場ツアーを企む奴ら。
それなりに資金やら人脈やら築いてる人でなきゃ
こんな大事業出来ないはずだが
どう見ても薄っぺらい主催者たち。
海底から引き揚げた事故の遺物どころか
被害者の私物まで船内で展示
値段つけてその場で売ろうとする。
そこに密航者の怪しい娘さんが
謎の儀式で何か禍々しい者を呼び出す。
というところでアサイラム印の海上ホラーが始まる。
CGでなんでもできるわけではないのは仕方がない。
アングルが変わると船と人のサイズ感がガラリと変わったり
船内の人っ気が異常に少なかったり。
甲板に居た人たちはどこへ?
当たり前の様に氷山へ導かれるタイタニックⅢ。
生真面目な船長が救命ボートへの誘導を叫ぶ。
「みんなちゃんと救命胴衣を着て脱出を!」
なぜかそんな蛍光色なベストを身に着けている人が一人もいない。
叫ぶ船長も彼女が手を取って見送る老婦人も着てない。
本物タイタニックの様に救命ボートの数が少ないとか
救命胴衣が足りないなんてぇ設定は全く語られてない。
これもCGでは何ともならない
「現物が無い」という低予算作品ってところなのかしら。