キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年)
キャッチミーイフユーキャン

予告

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(Catch Me If You Can)は、2002年のアメリカ映画。
1980年に出版されたフランク・W・アバグネイル・Jr著の自伝小説『世界をだました男』を元に製作されたドリームワークス作品。
「Catch me if you can(できるもんなら捕まえてみろ)」とは鬼ごっこの時の掛け声で、日本語の「鬼さんこちら」に当たる。
監督 スティーヴン・スピルバーグ

登場人物
フランク・W・アバグネイルJr  レオナルド・ディカプリオ
空のジェームズ・ボンド。世界を股にかけ詐欺行為を働く少年。

カール・ハンラティ  トム・ハンクス
FBI捜査官。フランクを追いかける。

フランクの父(フランク・W・アバグネイル)  クリストファー・ウォーケン
フランクの父で名前が同じ。妻と別れ何もかもうまくいっていない。

ポーラ・アバグネイル  ナタリー・バイ
フランクの母。離婚し、父親の親友と結婚する。

ブレンダ・ストロング  エイミー・アダムス
病院の看護婦。フランクは彼女に取り入ったが、次第に彼女へ惹かれていく。

シェリル・アン  ジェニファー・ガーナー
一晩1000ドルの女。

あらすじ
フランクの父、ポーラ、フランクJrの3人家族は仲良く充実した日々を送っていたが、生活に亀裂が生じ、離婚。
フランクJrは家出をすることになる。
生活の為に詐欺行為を働いたフランクだったがいとも簡単に銀行からお金をせしめる事に成功。
彼の小切手偽造の才能はずば抜けていた。
フランクはパイロットに憧れだし、偽造を重ね、飛行機のコックピットへ乗るまでになっていた。
だが、あまりにも目立ち過ぎた彼はFBIのカール・ハンラティにじわりじわりと追われるようになる━。


ネタバレ・感想
何やらテレビ番組でフランク・W・アバグネイルの紹介
彼は3人いる…?

FBIのカールは世界最年少で大詐欺師のフランクの元を訪ねる
フランクは風邪だが脱走を図ろうとするもすぐに通路で捕まってしまう

場面は移り変わり過去へ
とあるパーティで演説する
年老いた老人フランク・W・アバグネイル
もう一人同じ名前の青年はどうやらフランク・W・アバグネイルjrのようだ
フランク一家は経営が上手くいっておらず、銀行に融資を断られ、車を売ったり、家を引っ越したり厳しい状況が続いている

ある日フランクjrは学校の教師のふりをしフランス語を教える
荒れたクラスの担当
それも一週間もの間
その事が親にバレるフランク

ママがパパの友人カズナーを家に連れ込みお茶していた
なにやら不穏な雰囲気

あくる日再びガ カズナーが家へ
カズナーに激怒するフランクjrへカズナーは皆が奥で待っていると伝える
パパとママは離婚するようだ
現実を受け入れられないフランクjr
ひたすら走り駅からセントラル駅へ向かう切符を買う
彼は詐欺を働こうと書類を偽造したりするが全く上手くいかない

パイロットに憧れた彼は言葉巧みにパイロットの制服を仕立てて貰った
フランクは小切手を偽造し銀行からどんどん金を巻き上げる
フランクはコックピットのデッドヘッド(補助席)に乗るまで欺けるようになった

フランクはFBIの議題にあがるようになっていた
パパと食事
パパへ車を贈るも車くらい自分で買える、新車に乗っている所を税務署に見つかったら大変だとフランクへ返す
2人はjrの出世を祝い語らう

フランクはFBIに嗅ぎつけられた
万事休すか━。
部屋へ突撃するカール
銃を突きつけられたフランク!
だが彼は機転を利かせカールを言いくるめすぐに逃げ去った
この場面のフランクは素晴らしい冷静さ

フランクは新聞の一面に載った自分を見て興奮する
空のジェームズ・ボンドと呼ばれている事に満足し、彼はジェームズ・ボンドと同じスーツ3着、車も同じものを購入
空のジェームズ・ボンド
シェリルという娼婦と1000ドルで一晩を過ごす
1000ドルの女

フランクはカールへクリスマスに電話
奇妙な話
話し相手がいないんだとフランクをあざ笑うカール

遂にフランクの家へ辿り着いたカールは卒業アルバムを見て確信する
息子が詐欺行為を働いていると知り、母親は支払います、パートで働いているの!とカールに伝え、払おうとする
カールは母親に、現在130万ドルの小切手偽造の罪に問われているとだけ残し、家を跡にした。

とある病院
フランクが次に狙ったのは病院
看護婦のブレンダに取り入り彼はいとも容易く医師になった
ブレンダと愛し合うフランク
だが彼には技術がない
医者としてのやり取り
緊急で呼ばれるもなんとか言いくるめ難を逃れた

カールはフランクのパパの元を訪ね、フランクの居場所を突き止める
だが空だった

ブレンダと交際を続け彼女のパパが検事である事を知り、次は弁護士に狙いを定めた

病院に向かうカールたち
もぬけの殻

ブレンダの父と2人で話す
真実を教えてくれと
フランクは何の価値もない男です
彼女に恋をしているだけ

場面変わり飛行機で輸送されるフランク

再び過去へ
彼は職を変える時映画でその手法を学ぶ
書類を持って弁護士として働く
ブレンダの父に職を用意してもらい、弁護士生活が始まった
ブレンダの家族は温かい
フランクはパパに会いに来た

フランクはパパに結婚式の招待状を贈る
フランクは家族に固執する
ママを取り返そうと
父と最後の再会

足を洗いたいとクリスマスイヴにカールへ電話

結婚式当日
FBIがやってきた
ブレンダに混乱しつつも話をする
全て嘘だと
2日後マイアミ空港で会おう
午前10時だ

ブレンダに伝え去ろうとする
最期に名前を聞かれフランクWアバグネイルjrだと答え、その場を後にする

フランクはマイアミ空港に
ブレンダがやってきた
不安そうなブレンダ
すぐにでも彼女の元に行きたい
フランクは彼女を監視する
誰もが怪しくみえてしまう
彼はブレンダを迎えに行かなかった

カールはマイアミ空港へ人員を大量投入し監視し続ける

フランクは空港へ
沢山のスチュワーデスを引き連れ偽造し、堂々としている
スチュワーデスを連れマイアミ空港から脱出
ハンラティへ連絡がはいり、奴を見つけた!
すぐに向かう
だが人違い
待っていたのは100ドル渡され制服を着せられたドライバー
人を待てと言われているとカールへ伝え、ハンラティと書かれた看板を見せる
まんまと逃げられた

場面変わりFBIはフランクの母の地元モンリシャールへ訪れた
クリスマスイヴ
カールと二度目の再会
遂に再会した2人
今までの事を話す
遂に見つかったフランク
表に出ようとするフランク
殺されるぞとカール
自分の娘にかけて誓えるか?
自ら手錠をかけたフランク
2人で外に出ると歌う聖歌隊
周りには誰もいない
嘘をついたな?と話すフランクだったがすぐに警察へ取り囲まれる
カールは必ずアメリカに連れて帰るとフランクへ伝える
アメリカへ輸送され帰る途中
アメリカへ帰る飛行機
飛行機の中でトイレから脱出したフランク
母の元へ
窓から見る母親彼に気づかない
すぐに警察が訪れた

裁判
フランクは12年間独房で過ごす事となった
カールはフランクへ面会に
フランクの好きな漫画「フラッシュ」
メリークリスマス
カールの娘さんの話をする
また偽造犯を追っているカール
フランクの偽造能力はかなりのもの
FBIで働かないかとカール
偽造小切手課
カールに案内されるフランク
次々に仕事が与えられる
彼にしか出来ない仕事

カールは再び逃げていく
空港の通路で会うカールとフランク
FBIに勤めるも逃げ出そうとするフランク
月曜日には戻るんだろ?と話すカール

現れないフランク

遅刻したが戻ってきた
ルイジアナな司法試験の話
彼は2週間勉強しただけで合格した

現在フランクは結婚26年目3人の息子
中西部で平和に暮らしながら
FBIに協力して
国際指名手配を受けた悪質な
偽造犯の逮捕に貢献

銀行詐欺と偽造の摘発の
権威とされている



感想
終始爽やかに話が進み、まるで自分が他人を出し抜いているような感覚は爽快でスッキリ!
ハッピーエンドで誰も悲しまない結末なのでそこも良い点。
実話に基づいた話なのだが、現実にそこまで人を欺けるというのは本当にすごいと思った。
人は外見だけ見て中身を見ないという事を若くして理解していたフランクのしたたかさは感服する。
とくに演技がどうのこうのというよりも脚本が飽きさせないし、楽しく観ることが出来た。
これだけ自分の能力が社会で通用したら楽しいだろうなぁ。

10/7.5