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悩める凡人救急医の仕事と生活

仕事は救急医、家ではパパ。仕事と育児に奮闘中です!

 

田舎の総合病院で働く凡人救急医です。共働きの妻と娘二人(小学生)の4人で、忙しい日々をおくっております。どうぞよろしくお願いします。
 
こんにちは。

 

麻酔科の手技で硬膜外麻酔というのがあります。全身麻酔の前に背中や腰から『硬膜外腔』という脊椎(背骨)の中にある空間に細いチューブを入れ、そのチューブから鎮痛薬を入れる鎮痛方法の一つです。主にお腹の手術の時に使い、うまく効くとびっくするほど痛みが軽減されます。鎮痛効果は高いのですがチューブを入れる作業がやや難しい。チューブ挿入用の針を刺し、針先で脊椎の骨と骨の隙間から硬膜外腔を探す必要があります。また刺しすぎて膜を破ると髄液が漏れて頭痛が出現したり、もっと刺すと脊髄を傷つけてしまいますガーン

 

以前に麻酔をメインで仕事していた頃、硬膜外は苦手でした。刺しすぎて起こる合併症が恐くて恐くて・・・よくうまくいかなくて上級医の先生に交代してもらっていました。

 

ところが昨年麻酔のバイトを始めて勉強し直したところ、硬膜外が以前より入りやすくなりました。そうすると入れるのが楽しくなって他の先生の症例も硬膜外だけさせてもらっていました。

先日も若い先生の症例でやらせてもらっていたんですがうまく入らないあせる結局入らなくて困ったなあと思っていたら、若手医師が代ってくれて何事もなかったかのようにスッとチューブを入れてしまいました。

 

「僕が入らないのに若い先生が入れるのは難しいだろう」と思っていた訳ではないのですが調子に乗っていたのは確かです・・・かっこ悪いショボーン

 

反省しながら帰宅して、ジョギングしながら反省しました。反省して、ちょっと謙虚になって、それで上達したらまた調子に乗って、そんなことをずっと繰り返しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎の総合病院で働く凡人救急医です。共働きの妻と娘二人(小学生)の4人で、忙しい日々をおくっております。どうぞよろしくお願いします。
 
こんにちは。

 

来年度の異動先をもっか模索中です。以前も書いたように来年度は麻酔を中心に仕事をしようと思っています。麻酔科医が不足している病院は多々ありますが非常勤で雇ってくれる病院はあまりありません。あっても給料がかなり低くなりますね・・・常勤医を続けていれば給料をしっかりもらえるし退職金もある。僕は変わった働き方をしているので異動する度に給料は減っています。来年はまた数百万位減りそうです・・・汗

 

生活するには問題ないけれど人は減っていくことを嫌う生き物なので不安になりますね。でもこの働き方じゃないと続けられない(モチベーションを維持できない)ので仕方がないです。支出を抑えて堅実に生活しようと思います。幸い最近は物欲がほとんどありませんし。

 

給料は減ってしまうけど仕事のストレスをコントロールできる働き方を優先します。長い目でみるとそれが正解な気がしてますキョロキョロ

 

 

 

 

 

 

 

 

田舎の総合病院で働く凡人救急医です。共働きの妻と娘二人(小学生)の4人で、忙しい日々をおくっております。どうぞよろしくお願いします。
 

こんにちは。

 

以前救急医として働いていた病院の先生が数年前に開業しました。開業するときに病院から引き抜いた看護師さんが「先生の患者対応が雑で口コミも悪いので辞めようか迷っている。」という話しを、知り合いの看護師さんから聞きました。僕の知り合い看護師さんと引き抜かれた看護師さんは友達で、本人から直接聞いたそうです。僕もその先生の少しドライな感じが苦手でした。ただそれは僕の感想であって、病院への口コミは当てにならないと思っています。

 

開業医の先生でなんでもかんでも紹介してくる先生がいました。症状だけ聞いて紹介しているんじゃないかと疑いたくなるほど軽症患者ばかりでした。総合病院に働く医師からすると重症の可能性がある患者を的確に見抜いて紹介してくる先生には一目置きますが、考えもなしに紹介してくる先生の評価は下がります。でも患者さんからすると「あの先生はいつでも大きな病院にすぐ紹介してくれる。」ということで信頼されがちです。

 

こういうこともあるので患者さんの口コミは信用しないことにしています。一見ぶっきらぼうだけど根は優しくて腕がいい先生もたくさんいますよ照れ