尿酸値が高かったので魚のはらわたはなるべく食べないようにしてきた。はらわたを食べない秋刀魚の塩焼きの味気ないことといったら。
そんな訳で目刺しも敬遠気味だったが、飲み薬のおかげで数値も正常値になってきたので昨夜の食卓に目刺しが載ることになった。
湯島・丸赤のものなので普通に焼いてももちろんうまいのだが、昨夜はごくごく久しぶりに焼き浸しにしてみる。
だしと酒、醤油、それに鷹の爪を加えた浸し汁を火にかけ熱々にする。
これに軽めに焼いた目刺しを熱いうちに浸し、しばらくおく。
熱々のもいいが、冷めてもおいしい。
昨夜、その他の料理も居酒屋風。
鰺の納豆たたき(味噌の代わりに納豆を少量入れたなめろうのようなもの)
煎り焼き豆腐(門前仲町にあった名居酒屋浅七のパクリだ)
油揚げとキャベツの胡麻味噌和え(味噌の入った胡麻よごしのようなもの)
ふきの炒り煮(いささか時季外れの感はあるが、私の好物なので)
五目炊き込み御飯(一晩、水出しした煮干しと昆布のだし、干し椎茸の戻し汁で炊き込む)
年寄り夫婦にふさわしくとても控えめな献立だ。
若い人に我慢できる献立ではないな。
それにしても煎り焼き豆腐は丁寧に作れば何ともうまい肴だ。だしと醤油、味醂を合せておいた煮汁で煎りつける。
ところで、目刺しの焼き浸しはずいぶん久しぶりだなと思って、過去のブログを繰ってみたら前回やったのは2013年の夏。
読み返してみると、この頃の献立は、連日、品数も多いしそこそこ手の掛かるものも多い。
私は献立を考え、レシピを作るだけだが、実際に調理する家内はさぞや大変だったろうなといまさらながら反省する。
ちなみにこの夏の日の献立は
鱸(すずき)の洗い(煎り酒と梅肉で)
目刺しの焼き浸し
光悦豆腐(「豆腐百珍」の中の「妙品」)
夏野菜の味噌もみ
五目豆
海老の芳飯(海老のだし茶漬け)
白瓜と谷中生姜の糠漬け
江戸風酒肴を気取ってみた献立だ。
https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-11583744028.html
また別の日の江戸風酒肴は
なすのしぎ焼き(東西2種の練り味噌で)
鰹のもろみなます(自己流だが案外うまい)
鰯のつみれ汁(酢入りの椀)
小竹葉(おざさ)豆腐(「豆腐百珍」の第50番「通品」)
叩きごぼう
鯛の香物鮓
白菜の浅漬けと茄子、胡瓜、茗荷の糠漬け
https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-12073478556.html
長くなるがついでに。
居酒屋気分で献立を考えるとどうしても品数が増える。
2017年5月にはこんなに並べた日もあった。
ピリ辛牛すじ煮込み
鯛なます
鶏手羽先肉の豆鼓蒸し
真鰯ユッケ飯
味噌仕立てねぎま椀
筍とそら豆の白和え
煎りだし蒟蒻
油揚げとキャベツの胡麻味噌和え
椎茸ねぎ
ミニトマトとふきのお浸し
珍味5品盛り
下関・岡本うにの磯漬け粒うに
小田原・みのや吉兵衛の大吟醸酒粕わさび漬け
鳥取・いなば糀善のパイナップルの粕漬け
自家製の蕗味噌
我が家定番の鶏レバーのソース煮
https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-12272600233.html
小食の私が食べられるわけがない。
いまなら見ただけでうんざりするだろう。