きょうは休肝日?

きょうは休肝日?

すでに休肝日は諦めているのだが、いまさらブログタイトルを変えられない

以前は毎月のように買っていた日本橋「長門」「久寿もち」だが、このところご無沙汰していた。

 

「江戸風御菓子司 長門」は、将軍徳川吉宗の頃から菓子商を営んでいたということだから300年の歴史があることになる。

当時はいまの場所ではなく神田新石町(いまの神田須田町)の通り沿いにあった。

後に水菓子の「万惣」(古典落語「千両蜜柑」のモデルになった店。日本で最初にマスクメロンを販売。2012年に本店およびフルーツパーラーを閉店、いまは跡地に神田MSビルが建っている)が出来た場所の界隈だ。

 

「長門」の名は、将軍家の御用商人として与えられた松岡長門大掾の称号からとられたものだという。

いまは八重洲のさくら通りのビル「日本橋長門ビル」の1階に店を構えている。

 

間口はごく小さい店だが、お菓子はいろいろある。

予約をしないと手に入らないものもあるが、季節の「生菓子」、彩りも楽しい「半生菓子」、徳川将軍家献上菓子の「松風」、餡入りの「焼菓子」、煎餅風の「深山吹よせ」「煉羊羹」「葵最中」、あられ類などだが、多くの人が購入していくのはさっぱりした小豆の蒸し羊羹「切羊羹」「久寿もち」だ。

 

「久寿もち」は、名前は「くず」だが、「葛餅」ではない。「わらび餅」だ。

「わらび餅」は本来、ワラビの地下茎から抽出・精製したデンプン(わらび粉)で作る。最近では手に入りにくいため、サツマイモやタピオカなどのデンプンで作ることが多いそうだが、もちろんこの店のものは本わらび粉を使っている。

わらびもちの自然で深くやわらかい甘みと、とても上質な自家製のきな粉の組み合わせは、潔くも凛とした風格を感じさせる。

夏場は冷やして食べるのもよい。なるべく早く食べたほうがよいのは当然だが、案外、もつので「早めに食べて」とひと言添えて、遣いものでもOKだ。

夕方には売り切れることもあるので、遅く店を訪れる場合は予約をしたほうが無難だ。

 

この日、店頭には「水ようかん」も並んでいた。7月からのお菓子だ。

東京で「水羊羹」といえば、何と言っても竪川一ノ橋南詰の「越後屋若狭」が夏場に出す「水ようかん」が知られるが、この「長門」のものも見事なものだ。

水分がこぼれ落ちるほどサラッとしたものだが、小豆の味わいは十分。一人でペロッと食べきれる大きさなのも年寄りにはうれしい。

 

なお、過去、このブログでは何度も「長門」について取り上げている。

https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-12298296957.html

https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-11953014030.html

https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-11626238733.html

https://ameblo.jp/qpkokko71922/entry-11105757731.html

など。

 

「長門」の地図は以下の通り