私が仕事に行っている間に
私の母に看とられ天国へ旅立ちました。
苦しむことなく、眠るように逝ったそうです。
13年前…
ペットショップで売れ残ってしまった
生後4ヶ月を過ぎた、白いトイプードル♂
お店の人に抱っこさせてもらった時
寂しげな顔で私に語りかけてきた。
おうちに連れて行って!
そう聞こえた気がしました。
その翌日、再びペットショップへ行き、そのまま連れて帰ってきた、ぷーちゃん。
子供たちの弟として迎え入れました。
息子…当時3歳
幼稚園の制服を着て、ぷーちゃん🐩を抱っこしていた息子は、この春から社会人。
スーツ姿のまま、ぷーちゃんの前で…
黙ってあぐらをかいている後ろ姿。
「風呂、入ってきていいよ。ぷーの側にいるから」
ぷーちゃんと2人きりになりたいのだと
直感したので、私はお風呂へ…
お風呂から出てくると、息子の目は赤く、鼻をズルズルさせて。
泣いていたようでした。
13年前…小学2年だった娘。
ぷーちゃんが、脱走してしまうと
大きなランドセル🎒を背負ったまま
追いかけて抱っこして連れて帰ってきた娘も
社会人になり、数年前から一人暮らし。
知らせを聞いて、スーツ姿で駆けつけてくれました。
「白い、 ふわふわ ちゃんが…」
と言葉を詰まらせ、涙をこぼしていました。
何年かぶりに、私、娘、息子の3人で夕飯を食べました。
夕飯を食べ終わると、娘、息子は
ぷーちゃんの側で肩を並べて、久しぶりのお喋り…
給食の話だった2人の会話も
平日のランチの話に
学校の先生の話は、お互いの上司の話。
学校の友達の話は、お互いの同僚の話。
学校の行き帰りの話が
通勤電車のラッシュ、通勤の渋滞の話に…
ぷーちゃん🐩と一緒に子供たちは育ち、私より背丈も大きくなり、大人になりました。
家族として一緒に過ごした13年間
子育てを一緒にしてくれて、
離婚の時も、心癒してくれて
離婚後も、ずっと支えてくれて
私が泣きながら、ぷーちゃんを抱いていると
いつまでもジッとしていてくれて
涙をなめてくれた…
私の膝の上が大好きだった。
いっぱい、いっぱい、ありがとう。
これからも
心の中でずっと一緒だよ。

