私が「傾聴」を知るきっかけは、ある出会いから。

とある「黄緑のひと」が主催する「本を読まない読書会」に参加したときだった。
その日が初対面で、当然、自己紹介以外のプロフィールを何も知らない女性。
その帰り際の何気ない会話。

情けないことに己の発した言葉の詳細を覚えていないが、恐らく「遅い時間になってしまうと旦那さんが心配しちゃうかな?」とかなんとか…。

「ああ、大丈夫です」という返事から二言三言の会話を重ね、最後に決然と
「それは、もう決まっているんです」
とおっしゃった。

その言葉のトーンとか、表情から(勝手に)何かを感じてしまった私は、その日から彼女がとても気になる存在になった。

そうだ。そこが始まりだったんだ。

彼女とは、すぐにFacebookでお友達になった。
日々の投稿を追うちに、彼女は変わり始めた。
もちろん、私があの日感じたセンシティブな感覚が、すぐになくなることはなかったけれど…。

月日を追う毎に自立した女性になって行く彼女。
重い決断をしたあとでも、晴れやかな表情と穏やかな言葉。
本当に軽やかに新しい人生を歩みはじめた。
投稿の折々に登場する「傾聴」という言葉。

そしてある日、とうとう彼女は宣言した。
「私、傾聴に出逢えてよかった!」


「傾聴」って何? 一体何だろう…?



キラキラキラキラ私と傾聴を結んでくれた「彼女」は傾聴カウンセラーとしても活動されています。とても暖かい寄り添いなのですキラキラキラキラ