私は、今までに癌に関する書物をたくさん読んできたし、独学で医学や薬学の勉強をある程度した。

とはいえ、大学で医学や薬学を習ったわけではないし、そもそも大学進学すらしていない。

だから、これから述べる内容については、改めてその正否を確認されてください。

そして、もし、これから述べるアイデアを活用したいと思われましたなら、専門的に必要な全ての検討や調査をしていただき、安全性を慎重にしっかり確認しながら、進められてください。



癌間質の豊富な癌は、抗癌剤が効きにくい。

間質に邪魔されて、抗癌剤が癌に届きにくいからである。

癌が成長していくためのアミノ酸や糖や脂質も届きにくいのであるが、癌の細胞膜にはアミノ酸、糖、脂質をそれぞれ積極的に取り入れるアミノ酸トランスポーター、糖トランスポーター、脂質トランスポーターが正常な細胞よりもたくさん存在していて、それによって癌は成長していけるのだ。

であれば、アミノ酸トランスポーター、糖トランスポーター、脂質トランスポーターのいずれかをスムーズに通れて、しかもかつ抗癌剤でもあるような物質であれば、癌間質の豊富な癌に対しても効果があるだろう。

できたら、その抗癌剤は、その癌特有の異常部分に結合する物質か、あるいは異常部分と反応して初めて抗癌剤となる物質であれば、副作用が少なくてよりいいだろう。

単一の物質でそのようなものが見つからないようなら、いずれかの栄養トランスポーターをスムーズに通れる物質を2種類用意してそれらが反応して抗癌作用を発揮する物質になるものでもよい。そして、その2種類を投与する時は、一方を投与した後やや時間をずらして、例えば数時間ずらして、もう一方を投与するのである。

もし、2種類の組み合わせでそのようなものが見つからないような場合は、3種類の組み合わせ、4種類の組み合わせと考えていけば、目的に適うものが見つかるかもしれない。

目的に適う物質を発見する方法は、大まかに二通りあると思う。

一つは、量子化学計算などの化学計算や化学理論によって理論的に発見する方法である。

もう一つは、実験的に探索していく方法である。

実験的に探索していく方法がどんなものであるかは、その道のプロにとっては言うまでもないことであろうが、要するに、in vitroで癌間質の豊富な癌を用意して、それに既に存在している物質を許容範囲な量で作用させて、癌が死滅するかどうか確認するのである。許容範囲な量が明確でない物質の場合は、まずは、in vitroで増殖していない正常な細胞に作用させて、その細胞が生存している量の範囲内で、癌間質の豊富な癌に作用させて、癌が死滅するようなら、さらに人体に投与し得る許容範囲な量を慎重に調べる。2種類以上の組み合わせを探索する場合も、同様にすればよい。既に薬として承認されているものは一応の安全量がわかっているし、食べ物の成分は比較的に安全量がわかりやすいので、それらの物質は探索しやすいと思う。

癌間質の豊富な癌にも効く物質、あるいは物質の組み合わせが発見されることは、抗癌剤による癌治療の大きな前進を意味する。