Alicerhythm -47ページ目

Alicerhythm

イラストや小説、その他興味を持ったものを手当たり次第創作にチャレンジしてみたい人のブログ。
私が描いたり書いたりしたものを違うジャンルで形にしてくれる刺激的な相方を絶賛募集中です。厨二とかV系風味とかゴスロリとか魔術的とか・・・そんなのばっかりですけどね。

―――憎い。


『赤』が憎い。

『赤』が私の全てを奪った―――





遥か昔。


天使、堕天使、悪魔が争っていた頃。
二匹の龍もまた、争っていた。
その理由は誰も知らない。
圧倒的な強さを誇る二天龍を前に、神ですらその戦いに介入することは困難を極めた。

しかし、このままでは天界、冥界、そして人間界が龍に滅ぼされてしまう。
破壊の限りを尽くす龍を止めるため、天使、堕天使、悪魔は共同戦線でこの赤と白、二匹の龍を切り刻み、神器に封じた。



──それでも龍は戦うことを止めなかった。


これは、そんな二天龍の、永遠の戦いの一欠片。




─○●○─


私はアリス。名字は知らない。
何故なら私は幼い頃に教会の前に捨てられていて、それ以来ずっと他の子供たちと一緒に神父様に育てられていたから。
だから、両親の顔は知らない。
でも、しょうがない。
戦争も頻繁に起きるこのご時世、そんな子供はたくさんいる。
教会で面倒を見て貰えているだけ、私は恵まれている。
・・・それに、一応お姉さんだもの。子供たちの前でくよくよしてなんていられない。
「じゃあ、行ってきますね」
「ええ、アリス。気を付けて行っておいで」
今日はお肉と牛乳を買いに街まで出かける。

・・・良いじゃない、お肉食べたって。子供たちが食べたがるんだもの。

それにしても、今日はとてもいい天気。
少しお散歩気分。
お気に入りのスカートの裾が穏やかな風を受けてふわっと広がる。
今日も、穏やかな一日が始まる。



「はい、アリスちゃん。でも、毎回この量を一人で運んで大丈夫なの?」
「はい。体力だけが自慢ですから」
おばさんから牛乳を受け取る。
量が量なだけに毎度心配される。
でも、見かけによらないとよく言われるけど、力仕事は得意なの。
多分、いつも子供たちにじゃれつかれておんぶしたりだっこしたりするからだと思う。
「そう?それなら良いんだけど・・・」
「それでは、帰ったら草刈りと薪割りが待ってるので」
「アリスちゃんは頑張り屋さんね」
お肉と牛乳を持って帰る私を、おばさんは微笑んで見送ってくれた。


教会に帰ってきて、宿舎の方に荷物を置きにいく。
おばさんにはああ言ったけれど、流石にちょっと腕痛いかも・・・。
「お帰りなさい、アリス」
「はい。ただ今戻りました」
神父様が優しく声をかけてくださる。
「お疲れ様です。草刈りは子供たちがすすんでやってくれましたよ」
いい子たちだ。よく悪戯もするけど。
「薪割りも済ませましたから、今日はもう休んでていいですよ」
「え・・・いいんですか?」
「ええ。いつも頑張ってくれてますからね」
そう仰って優しく頭を撫でてくださる。
神父様の手は大きくて暖かい。
お父さんがいたらこんな感じなのかな?と思う。




――――そんな、ささやかな幸せのひと時は、一瞬で崩れた。



不意に、大砲を撃ったような音とともに何かが崩れる大きい音が響く。
凄く・・・近くで。
神父様と外に出ると、見慣れた教会が跡形もなく崩れ去っていた。
その前に、男が立っている。
背が高く、短い金髪で赤いローブを着ている。
まさか、あの男が!?
でも、どうやって・・・?
「ドライグ、アレが白龍皇の宿主か?」
『恐らく。セリアーナの占術が正しければ、だが』
男は、姿の見えない誰かと話していた。
悪魔憑き・・・!?
「逃げなさい、アリス!子供たちは私に任せて、あなたは街に!」
「でもっ!」
「大丈夫です。主が私たちを見守って下さっているですから」
そう言って神父様は懐から握るところだけの剣を取り出す。
振るうと、長い光の刃が現れた。
いつも穏やかな表情しか見せない神父様が、険しい顔をする。
「<悪魔祓い>か。生憎俺は悪魔じゃないんだがな」
「このような行いをしている時点であまり大差ないと思いますが?」
男の左腕には不気味な光を放つ赤い籠手がはめられている。
・・・何故だろう、背中がジリジリと疼く。
「アリス、大丈夫ですから、早く!」
私は、神父様を信じて街へ駆け出した。



背後に何度か爆発するような音を聞いた。
でもきっと、神父様は子供たちを連れてあとから追いかけてきてくれる。
・・・そう、信じるしかない。
崩れた教会のことを頭から振り払い、街へと駆ける。
なんでこんな事になってしまったのだろう。
私たちは毎日神様に祈りを捧げ、感謝だって欠かしたことはない。
暮らしだって質素だし、街の人たちとも仲良くやっているつもりだ。
だから、襲われる謂われなんてないのに。
それなのに、なんで・・・っ!
一生懸命走って、ようやく街に着いて、ホッと息をつこうとしたときだった。

――頭上を赤い光が迸った。

赤い、紅い光。
目に見える全てが、見慣れた賑やかな景色が一変した。
血に塗れ、割れた石畳を真っ赤な炎が照らし、不気味に光る。
焦げた嫌な臭いと黒い煙が辺りを包む。
動かなくなった人がただ血を流し、辺りを赤く染める。
悲鳴と怒号が聞こえる。
それを執拗なまでに、赤い光が何度も焼く。
私は夢中で走った。
とにかく人のいるところへ。
そう思って行き着いたのは肉屋のおばさんの元だった。
「嘘・・・でしょ」
お店のある辺り一帯が瓦礫の山になり、崩れた瓦礫の間から血まみれの…見慣れた腕が見えていた。
「いや・・・あああああああああっ!!」
崩れた瓦礫を退かそうと、無我夢中で瓦礫を持ち上げようとする。
重くて持ち上がらない。でも、おばさんが・・・っ。
もう、狂ってしまいそうだった。
・・・いや、狂ってしまえた方がよかったかもしれない。
私が一歩、たった一歩下がった瞬間、赤い光が瓦礫を砕いた。
欠片や土埃とともに、ちぎれた腕や、肉片が散った。
私の目の前で。
おばさんだったモノが、ぐちゃぐちゃに・・・
ぐちゅ、べちゃ、と水っぽいモノが落ちる音がした。
「嫌ぁっ!いやあああああああああっ!!」
涙で霞む赤い街並みを逃げ回る。
もう、どこからも声が聞こえない。
でも耳にはさっきの音が残っていて、私は耳を塞いだ。
私は、ひとりぼっちになってしまった。
灼けた石畳を素足で踏みながら走る。
靴も何処かでなくしてしまった。
お気に入りだった長いスカートは、脚に纏わりついて走りにくいから最低限の長さを残して破いてしまった。
足の裏が熱い。走り続けて擦りむいた傷が焼かれていく。
でも足を止めたらきっと・・・。
「ッ・・・!」
近くの建物が爆ぜ、石の欠片が飛んで来て脚に当たった。
幸い欠片は小さく、骨が折れる程では無かったが、走り疲れて感覚がなくなっていた私の脚は体を支えることが出来ず、前のめりに倒れた。
倒れている場合なんかじゃないのに。
早く立たないと・・・アイツが・・・っ。
震える脚に鞭打って立ち上がろうとする。
が、私は背中を突かれ、また地面に崩れた。
「よー、愛しの白龍皇ちゃん」
軽く蹴られただけの背中が酷く痛む。
立ち上がろうともがくと、髪を掴んで頭を持ち上げられる。
私の顔をのぞき込むのは、憎い男。
私の全てを壊した、殺した・・・っ。
その赤い瞳、ニヤついた表情が、霞んでいく視界でもハッキリと目に焼き付いた。
「いいねぇ、その表情。さあ、その絶望も終わりだ。精々良い声で鳴きやがれ」
左手の赤い籠手が禍々しく輝く。
街を壊した、私の全てを奪った光。恐らく神父様も…。
死ぬ。
直感した。これで私の命も奪われる。
でも・・・それで諦める?
「・・・・・・を」
掠れた声が喉から絞り出される。
私をここまで育ててくれた神父様も、仲間たちも失った。
奪われた。
黒い感情がこみ上げ、胸の内で渦を巻く。
「・・・く・・・ゅうを」
男の籠手が天を指し、輝きを増す。
神様、どうか。
私に力を。
目の前の邪悪な男を滅ぼす裁きを。
それが叶わないなら、私がこの手で…
「「「「復讐を!!!!」」」」
『DivideDivideDivideDivideDivideDivideDivideDivide!!!』
私の声に被せて、地獄の釜を開けたかのような、憎悪と憤怒の声が響く。
振り降ろされる男の腕に纏われた力が消し飛び、弱々しくなっていた。
「っはははははははははッ!やっと、やっと目覚めたか白龍皇!ここまでしてやっと目覚めるったぁ、つくづく冷てえドラゴンだな!」
男は私が叫んだときに発せられた白い光に弾かれ、後ろに吹き飛んでいた。
『カインツ、退け。白龍皇はバースト状態だ。下手すればこのまま禁手に至る』
籠手から音声が発声される。
「はッ!口答えするなドライグ。てめえは黙って力だけ寄越せ」
吐き捨てる男…カインツに飛びかかる。
景色が吹き飛ぶようなスピードに目が眩むけれど、グッと憎い男の顔を見据え、正面から顔を殴る。
反応する隙すら与えず、握った手を叩きつけた。


――筈だった。


その手は青白く輝く壁に阻まれていた。
「カインツ、撤退命令だよ。姫様がカンカンになってる」
声は上から。
鈍色の軽鎧を纏った、翼の生えた男が上から私たちを見下ろしている。
「・・・チッ。イカロスか」
「へぇ、この子が白龍皇なんだ?神器がバーストしてるみたいだけど、凄いね。この時点でもうカインツを上回ってる」
「邪魔すんなああああぁッ!」
『Divide!』
スッと壁の輝きが弱まり、力を籠めた一撃でガラスのように砕ける。
しかし、そこには既に男はいない!?
「悪いね。こちらもコレを失うわけにはいけないんだ」
翼の男がカインツを担ぎ、空に描かれた図形に吸い込まれるように消えていく。
「待っ・・・」
がくり、と足の力が抜ける。
受け身も取れず、灼けつく石畳に崩れ落ちる。
まだ、たった一発殴ることさえ出来ていないのに・・・ッ!
明滅する視界には、もう誰もいない。



―――そして私も、赤い世界に瞳を閉じた。






「・・・イヤね。酷い血の臭い」
大きな気の流れの乱れを感じて街に下りてきた。
『力』を持つものが戦うと、その場の気が乱れるのだ。
この場には微かに龍の気を感じる。
恐らく、何らかの龍の力を宿すモノが戦ったのだろう。

・・・それにしても、酷い有様だ。
無関係な人が沢山死んでいた。
見たところ、この街にはもう誰一人生き残っていないだろう。
「あら?」
少し広い、石畳がほとんどめくれて土が露わになった場所の真ん中に、一人、少女が倒れていた。
近付いて確認すると、驚くことに息をしていた。
目立った外傷もない。
・・・・・・?
彼女を観察していると、彼女の倒れていた辺りの石畳だけ、大きさが他の所の『半分』になっていることに気付いた。
まさか・・・。
「これは、思ったより大収穫かしら」
もし、この少女が私の想像する通りのものだったら・・・。
「あっちが赤、こっちが白ならイーブンね」
これでようやくあの女に一泡吹かせられる。
私は赤い街に、誰も聞くもののいない笑い声を響かせた。







――続く。

今日は電車内でずっとラノベ二次創作書いてました。

で、休み時間のたびに見直し。



隙間時間で勉強しろよと言うツッコミが聞こえるよ・・・。



でも進行が改行含めて5000字って微妙だな・・・。

全く進まないときよりは進んでるけど進むときはメール二個分埋まってたりするしなあ。

でもページに換算すると短編一本より少ないんだね。


ちなみにこれ以上文字数多いと友達にメールで送ると途切れたりする。


導入に設定の説明とかつければ1話完成かな。

前書こうとしてたのより主人公が切羽詰ってる間が出てる気はする。


でも、どうもやっぱり地の文が淡白な気がして・・・。

感情と言葉が伴わない感。


まだ改善の余地はありまくりですね。




・・・とりあえず、文庫版と同じだけの分量を携帯で書くのは結構しんどい。

そばにあったD×Dで換算すると、最初の章が9600字(縦40×横16×15ページ)位で以降は大体60ページ前後。

もちろん、改行とか空白もあるから(イッセーの語彙だと改行早い)この通りじゃないんですが、単純計算で考えると一章にメール換算で八つ分。それが四つと断片がちょくちょく入って文庫一冊。

・・・諸々含めてメール35個分位か。

全部携帯で打ってたら死にそうだよ・・・。

それでもPCの調子が悪くてワードが使えない以上、やらざるを得ない。


まあ、そんな字数だとそもそもここの字数制限に引っかかると思うので「○章~~~~その×」って感じにすると思います。

前も(と言ってもここ始めたころ)おんなじ様にやってました。

あ、探さないでアレはちょっと今から書き直したいレベルで色々ヤバいから・・・。



明日は学校半ドン塾休みだし、張り切って・・・・・・・はい、すいません。勉強もします。ええ、きっと。



とりあえず、頑張って文庫一冊の文量に挑戦する、と言う目標ですが絶対それ今年に持ってきちゃいけなかった気がするんだ・・・。


受験までに一章書けてるといいなあ。

受験生としても書き手としても微妙なことになりそうだけど・・・。



って言うか二天竜と世界設定くらいしか使ってないんですけど、それはそれで二次創作としてどうなんだろう。

そもそも、この話からその要素をとって需要があるのか?って感じです。



・・・こっちじゃなくて普通にオリジナル公開したほうがいいかな。

自信なくなってきた・・・。

オリジナルならたたかれてもある程度耐えられるけど二次創作はホント、原作に申し訳なくなっちゃう。



どっちもやる、はしんどそうだけど・・・。まあ、やれるだけ。

さて、これと言った話題なんて昨日の塾帰りに駅の階段から落ちたというか飛んだというか…位で。


模試は国語英語世界史だけなので昨日だけで終わり。
はは、古典と世界史ダメでした。
世界史はナポレオン辺りしかわからないです…。
それもちょっと怪しいし。

ちなみに問題は回収です。
落書きしたのを回収されると、「開かないよね?絶対開かないよね?」とやや心配に。


まあ、いいや。忘れよう。




そんなわけで今日は午前中だけで終わり。夕方塾あるけどねー。


あ、最近PC使うの控えてたらSSSラジオ聴くの忘れた。
てへ☆