鹿児島で行われた高次脳機能障害学会のランチョンセミナーで、池田学先生が「認知症と食行動」というテーマで講演をされていました。
老年精神医学雑誌で見つけたので紹介します。
まぁ、文献整理最中なので。。。。。。載せます。(;一_一)
認知症ケアで最も多いのが排泄の問題。。。。。次に多いのが、食事の問題です。。。(自分の意見) 食事の時間が延長する。食べた事を忘れる。食べ物で遊ぶ。手で食べる。異食がある。食事をしようとしない、、、、などなど。。。
認知症の食行動の問題は、患者のリスクやQOLの低下に関わる。
特に食事量の減少による栄養障害の問題は深刻であり、AD患者76人のうち、44%で1年間に4%以上の体重減少が認められたといった報告がある。
Ⅰ ADにおける食行動:記憶障害の進行に依存していく傾向
①同じものばかいを買う 冷蔵庫の管理ができない 鍋を焦がす 台所が乱雑になる →初期の記憶障害に伴うもの これらは早期発見につながる
②食事を忘れ、何度も要求する
→ 記憶障害が顕著となる 食事への固執や満腹中枢異常なども原因としてあげられる.人格の崩壊も関係している。
③食事摂取量が減少し、身体介助が必要になる.
→食事介助への抵抗、拒食が問題となる 介助量が増え、嚥下障害も高まる
ADは初期から、嗅覚障害が認められる.食行動に影響を与える可能性がある.
Ⅱ FTDにおける食行動:食欲の亢進、甘いものや濃いものへの嗜好の変化、決まった食品や料理に対して固執し常同的な食行動となるなど、多彩な食行動がBPSDとともに出現する.抑制力の低下や常同性など前頭葉症状を起因とする.
①食欲の亢進、嗜好の変化、偏食、同じメニューを作る
→DMや体重増加のリスクが高まる.
②食物への執着、口唇傾向
→スーパーなどで盗食をしてしまうなどの報告もある.
③嚥下障害 食事摂取量やペースの問題
Ⅲ DLBにおける食行動:パーキンソニズムの影響で嚥下障害が中心となる
水分が飲めない、むせる、痰がらみ、食物の嚥下困難、便秘、食欲低下などがあげられる.
認知症でもそれぞれ異なった特徴を持っている.
作業療法士や言語聴覚士、看護師、介護士など食事ケアに関わるスタッフは、特にこれらの特徴を踏まえ、食事の状況を把握し、次に起こりえる問題に対して対処方法を検討していく必要があるのではにか.